フォーミュラ1年目で渡欧&フランスF4暫定チャンピオン。加藤大翔「この結果を来年のカテゴリーにつなげたい」

 2024年のフランスF4でチャンピオンに王手をかけた加藤大翔は、現在の結果を「来年のカテゴリーにつなげたい」と語った。

 昨年のホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)フォーミュラでスカラシップを獲得し、育成ドライバーとしてフランスF4に参戦してきた16歳の加藤。今年が本格フォーミュラレース挑戦初年度での渡欧ながら、1ラウンド3レース制のフランスF4で全7ラウンドを終えて最多ポイントを獲得した。

 最終ラウンドのレース結果がスチュワードの審議対象となっているため暫定結果ながら、加藤は今季のチャンピオンに輝いた。

「みなさん、いつも応援ありがとうございます。今日のレース3を持ちまして、フランスF4全てのレースを終えることができました」

 ホンダ・レーシング(HRC)のソーシャルメディアを通じて加藤はそう語った。

「まずは皆さん、応援本当にありがとうございました。皆さんのおかげですし、沢山助けられました。喜んでもらいたくて走っていた部分もあります。ここまで来ることができて本当に嬉しいです」

 加藤は以前、フランスF4で初年度タイトルを獲得した後の小目標として、17歳となる2025年にFIA F3へ参戦しチャンピオンになることだと明言。そして、2027年にF1デビューを果たすという明確な目標を立てていた。

 フランスF4開幕前、加藤はmotorsport.comにこう語っていた。

「15歳でのHRS-Formulaのスカラシップ獲得も達成して、今年16歳はフランスF4に行ってチャンピオンを獲ることが(人生設計図に書いた)目標です。そして17歳はFIA F3チャンピオン、そのままFIA F2に進み、丁度20歳でF1に乗る設計図になっています」

 来季加藤が参戦するカテゴリーは発表されていないものの、今年のF1イギリスGPではFIA F3やFIA F2の現場も視察。フランスF4チャンピオンという結果を来年に繋げていきたいと語った。

「この結果を来年のカテゴリーに繋げていけるように、もっともっと強く、速いドライバーになれるよう頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と加藤はHRCのソーシャルメディアにそう続けた。

「1年間ありがとうございました!」