2024年10月5日(土)~2025年1月5日(日)まで、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)では、「さくらももこ展」を盛大に開催する。2022年11月に高松市美術館で始まり全国巡回をしている本展が、満を持して東京にやって来たかっこうだ。

本展は、まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家など、いくつもの顔を持ち、新しいキャラクターやエッセイを次々と生み出し続けた稀代のアーティスト・さくらももこ氏の、今もなお輝き続けるその全魅力に迫る展覧会だ。本展覧会では、代表作を含む約300 点のカラー原画や直筆原稿を、これまでにないボリュームで一堂に展示する必見の構成だ。

さくらももこ氏は、まんが家として1984年のデビュー以降、こどもから大人まで愛される作品をはじめ、ブラックでカオスなユーモアセンスが存分に発揮された作品、そしてライフステージに寄り添ったエッセイ作品まで、多岐にわたる作品を生み出した。本展覧会では、その氏の軌跡を多数の資料とともにプレイバック出来る貴重な機会となっている。

内容は【序章 「さくらももこができるまで」】で始まり、【第1章 「ももことちびまる子ちゃん」】【第2章 「ももこのエッセイ」】【第3章 「ももこのまいにち」】【第4章 「ももこのナンセンス・ワール」】【第5章 「ももことコジコジ」】【終章 アトリエより】と章で分かれており、広大なスペースでじっくりとイラストや資料を堪能することが出来る。

本展開幕に先立ち行われたプレス内覧会ではオープニングセレモニーが行われ、さくらももこ作品の大ファンというタレント、イモトアヤコが登場した。「本当に大好きなのでこの場に来られてとても嬉しい!テンションが上がっています!こんなピンクの服を着る機会もなかなかありません!」と興奮冷めやらぬ様子でトークをスタートした。

自身でエッセイやコラムを執筆しているイモトは、「さくらももこ先生の文章は音読した時に気持ちがいい読みやすい文章なので、自分も頭のなかや口で音読しながら気持ちのいいリズムになるように書いていて、そこは意識しちゃってるのかも」と影響を受けていることを明かしていた。

そして、さくらももこと同様、自身も子供がいることから「さくらももこ先生とさくら先生の息子さんとの合作をぜひ見てほしい!親子で絵本を作るという発想が自分にはなかったので、自分も息子が小学校1年生くらいになったら一緒にやってみたい!」と、熱い気持ちを語っていた。

展覧会オリジナルグッズも充実。東京会場から販売開始となる新発売のグッズは、『COJI-COJI』のポーチやワッペンなど。かわいくてクスッと笑える雑貨が、多数登場する。東京会場から新発売となるグッズの詳細は順次森アーツセンターギャラリーの公式サイトで公開するという。

https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/sakuramomoko-ten/03/

そして、東京会場限定でフォトブースも登場した。ちびまる子ちゃんやコジコジと写真撮影が楽しめる「さくらももこ展」東京会場限定のフォトブースが出口付近に設置され、前期と後期で異なるデザインのオリジナルフレーム(全2種)を用意する。ファンならずとも「さくらももこ展」での大切な思い出を写真に残したい。

また、さくらももこ作品に登場するキャラクターからインスパイアされたコラボカフェ「さくらももこ展カフェ」が、併設の「THE SUN & THE MOON(Cafe)」にてオープン。前期・後期を通して、全15品の限定メニューを提供する。前期と後期で楽しめるメニューが一部変わり、コラボメニューを注文すると1品につき1枚、オリジナルコースター(非売品)のプレゼントも。展覧会とあわせてコラボカフェにも立ち寄りたい。

なお本展は、前期・後期で一部カラー原画の入れ替えを予定している。

前期:2024年10月5日(土)~2024年11月20日(水)

後期:2024年11月21日(木)~2025年1月5日(日)

季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛した、さくらももこ氏の世界をぜひ満喫してほしい。

©さくらももこ ©さくらプロダクション

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