【NOAH】10・14後楽園へ“元UFCタッグ"憂流迦&バーネットが共同会見 「ヒリつく闘い」合体技披露にも意欲

 10・14後楽園大会で“元UFCタッグ”を組む佐々木憂流迦とジョシュ・バーネットが8日、都内で共同会見。船木誠勝&藤田和之組とのタッグマッチへ憂流迦が「ヒリつく闘い」と武者震いすれば、合体技の披露にも意欲をみせた。

 ともに元UFCファイターのバーネットと憂流迦がタッグを結成し、船木&藤田と激突する豪華な一戦が聖地・後楽園で実現する。久々のNOAHマット参戦となるバーネットは「またこうしてNOAHに戻ってこれたことをすごくうれしく思っています。ただ、戦いはどこでも同じ。戦うことに変わりない」と平常心を強調。船木とは昨年9・3大阪大会でGHCマーシャルアーツ王座をかけて対決して勝利。その試合後に希望していた再戦が実現することになり、「これまで達成してきたものを考えると、やはり本当に素晴らしい選手であり、頭がひじょうにキレるIQタイプの選手」と敬意を表しつつ「今回も全く負ける気がしておりません」と豪語した。

 憂流迦は「交わらないと思っていたレジェンド3人と同じリングに立てると。今からかなりヒリついてます」と武者震い。格闘技色の濃い戦い模様が予測される中、「俺の持っている技術、そして強さすべてを使って戦おうと思ってます」と持ち味発揮を見据える一方で、「プロレスのリングに上がってから、投げ技だったり(に対する)耐久度も強くなってると自分で思ってるので、その部分もしっかり使いたい」とプロレスラーとしての進化も発揮するつもりだ。

 二人は10年来の旧知の間柄で、これが初のタッグ結成となる。タッグチームとしてどのように気のするかは未知数だが、バーネットは「自分たちは同じような練習を重ねてきたという共通項がありますので、チャンスがあれば特に考えなくても何かしらの動きが出てくるんじゃないか」と合体技披露に意欲。憂流迦が「俺は合体やりたいですね」と前向き姿勢を見せると、バーネットは呼応するように「すでに自分の頭の中にイメージがわいてきてる。もしかしたら一つ出すかもしれないし、それ以上になるかもしれない」との可能性を示した。

 格闘技色とプロレスの醍醐味の一つである合体技。その二つが融合した戦いが展開されるか。

【会見の模様】

▼バーネット「またこうしてNOAHに戻ってこれたことをすごくうれしく思っています。ただ、戦いはどこでも同じなんです。暗い場所もあれば明るい場所もある。テレビもあればストリートもあります。ただ、どこであっても戦うことに変わりないです。そして今回、NOAHでの戦い、対戦相手が船木誠勝、藤田和之。二人ともとても強いタフな選手であることはよく分かっています。今回、パートナーになる佐々木憂流迦選手もタフであることは皆さんがよくわかっていると思います。体の大きさで少し対戦相手と劣る部分があるかもしれませんが、こちら側にはパワー、スピードがあります。今回も船木選手、自分は全く負ける気がしておりません」

▼憂流迦「はじめに、このカードが決まったと聞いたときはただただ驚きました。交わらないと思っていたレジェンド3人と同じリングに立てると。今からかなりヒリついてます。俺の持っている技術、そして強さすべてを使って戦おうと思ってます。ぜひこの試合、見届けてください」

――元UFCという共通項があるが?

▼バーネット「UFCというのは一つのただ戦う場所に過ぎないです。自分たちに共通していることは戦うために生まれたということです。そして自分自身、ありとあらゆる場所でこれまで戦ってきました。そして14日というのがこのプロレスリング・ノアにおいて自分たちの戦う場所が整ったということです」

▼憂流迦「UFCに出てたってこともありますし、総合格闘技、MMAの舞台で戦ってきたってこともありますから。この試合、たぶん存分にそういうものを使って戦うということになるような気がしますね。ホントにヒリついた試合になると思います」

――合体技などタッグチームとして何を生み出せる?

▼バーネット「憂流迦さんとはかれこれ10年ぐらい知っている仲なんですけど、こうやってタッグを組むのは初めてになります。自分たちは同じような練習を重ねてきたという共通項がありますので、チャンスがあれば特に考えなくても何かしらの動きが出てくるんじゃないかなと思います。でも、そういったことにはとらわれずに、それぞれ自分の強さを前面に出していけば全く問題ない戦いになるんじゃないかなと思っています」

▼憂流迦「俺は合体やりたいですね。やりたい」

▼バーネット「もうすでに自分の頭の中にイメージがわいてきてるんですが、どういったものが出るかというのは見てみないとわからないんじゃないかなと思います。もしかしたら一つ出すかもしれないし、それ以上になるかもしれないですね」

――船木選手との再戦を希望していたが?

▼バーネット「船木選手はレジェンドです。本当に素晴らしいと思うんですけど、それはキャリアが長いからそう思うのではなくて、これまで達成してきたものを考えると、やはり本当に素晴らしい選手であり、頭がひじょうにキレるIQタイプの選手だと思っています。ただ、今回対戦するのは船木選手だけではなく、パートナーの藤田選手もいます。藤田選手とは今まで試合をしたことがありません。それぞれのことはよく分かっていますし、なんとなくどういった動きをするのかは予想がつくんですが、二人がタッグを組んだ時にどういったことをしてくるのかは予想がつかないところがあります。でも、それは対戦相手にとっても同じことで、自分と憂流迦選手が組むことによってどんな力が出るのか、どんなことをしてくるかは対戦相手もわかっていないことですので、どういったことが起こるかというのは試合になってみないと分からないことだと思います」

――相手の二人の印象は?

▼憂流迦「やっぱりレジェンドで、僕はテレビで見てた人たちなので、こうやって同じリングで戦えるというのは本当に実感がないというか。戦いなんで目の前にしたらガラっと変わると思いますけど。僕も予想ついてないですね。どんな試合になるんだろうって、なかなか予想がつかないんで、開けてみてのお楽しみになると思います」

――この4人の中でキャリアが浅く若い。そのシチュエーションで何につなげたい?

▼憂流迦「先ほどジョシュが言ってくれたように、僕はスピードは負けないと思ってますし、今までやってきたことへの自信はあるので、それらをしっかり使いたいと思ってます。僕はプロレスのリングに上がってから、投げ技だったり(に対する)耐久度も強くなってると自分で思ってるので、その部分もしっかり使いたいと思います」