【WWE】マッキンタイアとの死闘から2日 パンクが休養宣言、復帰エールのロリンズはリードに対戦要求

 ロウが現地時間7日、ミズーリ州セントルイスで行われ、CMパンクが休養を宣言。セス“フリーキン”ロリンズは怨敵ブロンソン・リードに対戦を要求した。

 パンクは10・5『バッド・ブラッド』でドリュー・マッキンタイアと今年3度目の対決。大流血戦となったヘル・イン・ア・セル戦を制し、遺恨に決着をつけた。

 その代償として大ダメージを負った。パンクはこの日、足を引きずりながらオープニングに現れたものの、花道で立ち止まってリングに上がることすらできず。「地獄の週末だった。見ての通り本当は来られる状態じゃなかった。リングまで歩けないレベルだ。笑うのも痛いぐらいだ。正直、今生きているのが信じられない」と切り出すと、「試合には勝ったが、実感がない。試合後、地獄のドアを閉めた時は最高だった」と振り返った。

 一方でマッキンタイアと決着をつけた今の心境を「あの試合を終えて思ったんだ。CMパンクはここからどこに向かうのかと。人生でこれだけ痛つけめられたことはない。この先どうなるか本当に分からない」と話した。ファン、選手、スタッフに感謝を述べたパンクは「家に5週間も帰っていないから妻に花束を買って帰らないとな。みんな、ありがとう。いつまた会えるかわからないが、本当にありがとう」とファンにしばしの別れを告げ、休養を宣言した。

 そこへ現れたのがロリンズ。入場ゲート前で二人が視線を交わすと、パンクは去っていった。「CMパンク、早く治して戻ってこい。俺がボコボコにして本当に引退させてやるからよ!」とメッセージを送ったロリンズは「俺はブロンソン・リードを破壊するために戻ってきた」と宣言。この日、リードは不在だったが、ロリンズは「よく聞け。2ヵ月前、よくも奇襲しやがったな。何のためだ? 名を上げたかったのか? 6回スプラッシュを食らってお前の名前は覚えた。有名になりたいんだな? クソガキ、叶えてやるよ。セス“フリーキン”ロリンズvsブロンソンリードの一騎打ちだ。時間と場所はてめえが決めろ!」とシングル対決を迫った。

 ロリンズは8・5ロウでリードのツナミ6連発によって病院送りにされて欠場。先週のロウで電撃復帰を果たし、リードにカーブストンプを決めて報復を遂げた。それでも怒りは収まらず、直接対決で完全に報復を遂げる構えだ。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

10/8【WWE】グンターがゼイン返り討ちで世界ヘビー防衛 11・2サウジアラビアで統一WWE王者コーディとの王者対決へ

 ロウが現地時間7日、ミズーリ州セントルイスで行われ、グンターがサミ・ゼインを返り討ちにし、世界ヘビー級王座防衛に成功。11・2サウジアラビア大会『クラウンジュエル』で統一WWE王者コーディ・ローデスとのシングル王者対決が決まった。。

 この日、世界ヘビー級王者・グンターにゼインが挑戦した。両者は4月のレッスルマニアでIC王座をかけて対決。勝利したゼインが1年以上にわたるグンターの長期政権を終了させた。度重なるゼインの挑戦表明をグンターがようやく受諾。この日、半年ぶりの再戦となる両者による世界ヘビー戦が実現した。

 一進一退の先手争いが続いた中、グンターはコーナーに逆さ吊りにしての踏みつけ攻撃でゼインの動きを止め、エルボースマッシュ、逆水平と打撃の雨でねじ伏せた。ゼインの反撃をバックエルボーで止め、フロントハイキックを連発。ゼインが狙ったブルーサンダーを食い止め、スリーパーで絞め上げた。

 するとゼインがブルーサンダーで切り返して反撃ののろしを上げた。場外戦になってもエクスプロイダーでグンターを投げ飛ばし、ヘルヴァキックをさく裂。リングに戻っても再びヘルヴァキックを叩き込んだ。が、3発目はグンターがラリアットで迎撃して阻止。正面飛びドロップキック、高角度パワーボムでたたみかけた。

 ゼインも2カウントで粘ったが、グンターの猛攻は止まらず。ラリアットを叩き込み、再びパワーボムを豪快に決めた。1カウントで返す意地を見せたゼインを胴締めスリーパーで捕獲。もがくゼインを逃さず、なおもスリーパーで絞め続け、レフェリーストップ勝ちを決めた。

 グンターがゼインを下し、世界ヘビー級王座を死守。11・2サウジアラビア大会で統一WWE王者・コーディとのシングル王者対決が決まった。双方のベルトはかけられないものの、勝者が新設クラウンジュエル王座を戴冠することになる。試合後、グンターが入場ゲート前でベルトを掲げると、統一WWE王者・コーディが登場。両者はしばし視線を交わした。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。