ビームス プラス テーラーラインのブレザー。ビームス プラス丸の内/鈴木太二さん
〈ビームス プラス〉と言えば、コーデュラナイロンを使用したブレザーが定番として広く知られているが、実は[テーラーライン]なる裏定番が存在する。
「丸の内店がオープンした2007年から17年間続いているラインで、60年代前半にアメリカに存在した定番的なスポーツコートの形をベースにしています。製作をお願いしているのは、神戸のテーラー「ジジ」。「ジジ」さんのパターンは絶妙で、包み込むようなシルエットが自慢。ナチュラルショルダーにフックベント、そして60年代特有のボタン感覚の広さなど、定番仕様はしっかり踏襲しつつ、ラペルはナローに仕上げています。
生地は、イタリアの老舗テキスタイルメーカー「ラニフィシオ・カンポーレ」のカシミア混のフランネルで、軽いし着心地も抜群。とまあ、かなり語りどころの多い裏名品なんです。丸の内店では9月16日まで、カスタムオーダー会を行います。ぜひお越しください!」8万8000円(ビームス プラス 丸の内 TEL03-5220-3151)
写真上/装飾を排したフラットな金ボタンが上品。写真中/フックベントなしにはアメトラブレザーは名乗れない!? 写真下/このブレザーに合わせたいパンツは? という質問で挙がった〈ケネスフィールド〉の[グルカ3]。こちらも2012年から取り扱ってる定番なんだって。
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)