斉藤慎二 (C)週刊実話Web

お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二が10月7日、不同意性交などの疑いで警視庁に書類送検された。

この事件を受け、所属先の吉本興業は斉藤との契約を解除。ジャングルポケットは今後、残ったメンバーのおたけと太田博久のコンビとして再出発する。

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斉藤が20代女性に加えたとされる性的暴行の内容について、スポーツニッポンは、東京都新宿区に止まっていたロケバス内での口腔性交による情事だったと報道している。

これが事実なら、斉藤は女性に対して口を使っての性的行為を強要したことになるが、そもそもロケバスという空間でそんなことは可能なのか?

頻繁にロケバスを手配しているというテレビ局関係者に内情を聞いた。

「可能だと思います。たくさんの人が乗り降りするロケバスで、そんな行為はできないのではないかという意見もありますが、状況によっては2人きりになれる。特に、情報番組などのロケでお店を訪れる際、スタッフは出払い、ロケバスを楽屋代わりにして演者だけ残すケースは多々ある。スタッフが少ない場合、ロケバスを駐車場に止め、ドライバーが撮影の手伝いをすることもあります。今回の斉藤さんのケースも、そんな状況だったと推測されます」

ロケバスで狙われる女性タレントたち

FRIDAYによれば、斉藤が事件を起こしたのは、関西テレビ制作の番組ロケで新宿・歌舞伎町を訪れたときのこと。被害女性はタレント・インフルエンサーとして活動しているという。

前述のテレビ局関係者は、“インフルエンサー”という肩書がつく女性タレントは、最近では芸人やタレントにロケバスで狙われやすい現状があると明かす。

「タレント兼インフルエンサーは、小さな事務所に所属している場合が多く、マネージャーが同行しないケースがある。個人事務所で営業しているパターンもあり、そういった女性が連絡先を聞かれたり、食事に誘われたりといったプチトラブルが頻出しているんです。取材先によっては準備に時間がかかり、タレントがロケバスで待機する時間が長くなる。その隙に連絡先を交換しようなどと言い寄られるようですね。斉藤さんはロケ内容や共演者を把握した上で、タイミングを見計らって行為に及んだ可能性が高いと思います」

こういったケースは、主に地方局のロケで頻繁に起きており、第二、第三の斉藤が出てきてもおかしくないと同関係者は話す。

「地方局のロケでは、キー局よりスタッフが少なく、タレントにまで目が届かない場合がある。それをいいことに、斉藤さんのようにやりたい放題している芸人やタレントもいて、セクハラ被害にあったグラドルや地方局の女子アナは数多い。さすがに行為に及んだ話は聞いたことがありませんが、ロケバスで待機中に体を触られたり、下ネタ話に付き合わされたりといったことはありがち。中には、女性スタッフに手を出そうとする者もいます。斉藤さんの騒動がキッカケで、これまでに被害を受けた女性たちが名乗り出る可能性はあるでしょう」

ロケバスには、車内カメラ付きのドライブレコーダーが必須か。