讃岐うどん専門店「丸亀製麺」が10月8日から秋の新作として、スタミナ豚肉、肉そぼろ、玉子など6種の具材と打ち立てうどんが絡むパンチのある一杯「旨辛 肉盛りまぜ玉うどん」(並盛=税込790円)を期間限定で販売。さっそく実食してみた。

 2023年に発売した「うま辛まぜ釜玉うどん」から改良を重ね、肉感を楽しめるよう肉を2種に、さらに肉量を約2倍にし、具材やだしにもにんにくを効かせスタミナある味わいに仕上げたという「旨辛 肉盛りまぜ玉うどん」。事前に実施した試験販売では約9割の客が「もう一度食べたい」と回答し、秋の新作に決まった期待のメニューだ。

 スタミナ豚肉、ピリ辛肉そぼろ、生たまご、紫玉ねぎ、刻みのり、おろしにんにくが乗ったうどんを、丼の底にたまったタレとしっかりと混ぜてからいただくと、改めて感じるのは麺の美味さだ。丸亀製麺では、今年3月に全店へ「麺職人」の配置が完了。各店舗で手打ちされたている麺はツルツルモチモチで、どこにも引けを取らない本格派である。

 そんな麺に醤油ベースの甘辛タレとおろしにんにくのパンチがしっかりと絡み、確かにヤミツキになる味わいだが、一方で生たまごが全体をまろやかにしてくれている。スタミナ豚肉とピリ辛肉そぼろのボリュームは十分で、食べ応えもバッチリだ。

 そして、うどんをすべて食べきったら最後のお楽しみ。このメニューには「ひと口ごはん」が一緒に提供されるので、具材が残ったところに投入していだたく。肉そぼろや刻まれた紫玉ねぎはなかなかうどんには絡みにくいので、ご飯と一緒にかきこめるのは嬉しいところ。肉そぼろの旨辛な味わいや玉ねぎのシャキシャキ感もしっかりと感じられ、最後の一口まで満足できた。

 並盛でもしっかりとお腹いっぱいになることできてコスパ抜群。食欲の秋にぜひおすすめしたい。

小林洋三

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