共働き家庭は子どもの代休をどう過ごしている?
両親共働きの家庭が多い昨今、保護者たちは子どもの代休の日をどう過ごしているのだろうか?
そこで今回、都内の公園で小学生のママたち100人にアンケートを取り、リアルな声を聞いてみた。
その結果、100人中65人のママたちが「休みを取らない・取れない」と答えた。
「私が休みを取れない場合は、もっぱらおばあちゃん家に預けています。うちの場合、近所に私の母が住んでいるので、すごく助かっています」(40代女性 会社員 小4男児の母)
「娘が小2くらいまで有休を取っていましたが、一人でお留守番ができるようになってからは、仕事に行っています。
娘は小4くらいから私よりも友達と遊びたがるようになったので、むしろそのほうが娘にとっても好都合だと思います。出勤する前に子どもの朝食と昼食を作らなきゃいけないのが大変です」(40代女性 事務職 小6女児の母)
「どうしても仕事が休めないときは、午前中だけ出勤して、午後から有休を取って家で息子と過ごすこともあります。その場合、午前中は息子から私のスマホに何度も電話がかかってきますね。『早く家に帰って来てほしい』『暇だ』って。
何かあったらすぐに電話してほしいと思う反面、そろそろお留守番に慣れてほしいなぁとも思います」(40代女性 会社員 小3男児の母)
「今年、娘が夏休みに入ったタイミングから、仕事をリモートワークに切り替えました。そのほうが代休だけでなく、娘の体調不良や習い事の送迎に対応しやすいと考えたので。娘が小3か小4くらいになるまでは、このままリモートワークを続ける予定です」(30代女性 事務職 小1女児の母)
「仕事休めないし学童に行かせるしかないですね。そういう親がほとんどで学童はスシ詰め状態、遊ぶ場もないからずっと漫画や本をずっと読んでるみたいです。
夏休みの息子の日記をみたら『きょうもガクドウだった、ひまだった』と書いてあって胸が痛い、でも働かないと生活できないですしね」(40歳・会社員・小2男子の母)
これらの声にも一部表われているように、両親共働きの場合は、子どもを学童保育や塾などの習い事に行かせるケースが1番多かった。その数は「休みを取らない・取れない」と答えた65 人中20 人にのぼった。
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「子どもが心配」「できるだけ一緒に過ごしたい」という声も
一方で、100人中35 人のママたちが「子どもの代休に合わせて仕事を休む」と答えた。
「運動会の代休は学校の年間行事予定で前もってわかるので、職場には早めにお願いして休みを取っています。旦那もその日は有休を取って、毎年家族でディズニーランドへ行っています。平日で比較的空いているのでうれしいです」(30代女性 事務職 小4女児の母)
「子どもの学校の予定に合わせてパートのシフトを組むようにしています。子どもがまだ小さいので、一人にさせるのは心配です」(40代女性 パート 小1男児の母)
「うちの子はもう6年生ですけど、娘とできるだけ一緒に過ごしたいから代休は必ず仕事を休むようにしています。毎年、代休の日は娘の友達が3〜4人来て家が溜まり場状態に。仕事を休みづらいママ友の子はうちで預かるようにしています」(40代女性 パート 小6女児の母)
「私は毎年、運動会の代休は有休を取ると決めているので、息子とどこへお出かけしようか考えるのが楽しみです。昨年は動物園へ行ったので、今年は水族館へ行こうかなと計画中です。運動会を頑張った息子へのご褒美ですね。
でも、毎年ほかにも代休の子がたくさんいて、けっこう混むんですよ」(30代女性 事務職 小3男児の母)
共働き家庭が増える今、代休の過ごし方に「正解」はない。家族としっかりコミュニケーションを取りながら、それぞれにとってベストな過ごし方を模索するしかなさそうだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班