具材の高騰
カレーライス物価を構成する費用の内訳をみると、最も費用が高いのが全体の約6割を占める「カレー具材(肉・野菜)」で、前年同月から22円増の209円。
4カ月連続で200円台の高値が続いたものの、輸入牛肉に加え、ジャガイモなど野菜類も価格上昇が一服したことで、前月(211円)からは5カ月ぶりに下落した。
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光熱費も値上がり
他方で、「ごはん(ライス)」価格は110円と前年同月(88円)から22円増加し、過去10年で最高値を更新した。「カレールー」(25円、変化なし)は前年同月から大幅な変化はみられなかった。
炊飯器での炊飯やガス調理などの「水道光熱費」(3円→4円)では、特に電気代・都市ガス代の値上がりが影響。
カレーライス物価を基に、2020年平均を100とした独自算出の「カレーライス物価指数」をみると、2024年8月の指数は127.0となり、5年間で3割に迫る上昇率となった。
同指数の前年同月比では14.5%上昇し、15カ月連続のプラス。