原作:東野圭吾×主演:福山雅治が再タッグ 新時代のダークヒーローが誕生 映画『ブラック・ショーマン』

東野圭吾による小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」(光文社文庫刊)が実写映画化される。

ラスベガスで名を馳せるほどの卓越したマジックと、巧みな人間観察能力を持ちながら、金にシビアで、息を吐くように嘘をつくという、超個性的な主人公・神尾武史を演じるのは、福山雅治。ガリレオ制作の流れから互いに 「またいつかお仕事ご一緒できたらいいですね」と話していたという東野と福山だが、早くもその話が実現する。東野が本作を執筆したきっかけも、福山の「ダークヒーローを演じてみたい」という言葉にあったという。

また、福山演じる神尾武史の姪で、実父が何者かに殺されたことをきっかけに武史とバディを組み、殺人事件の解決に向けて奔走する神尾真世役を、福山とは初共演となる有村架純が演じる。

メガホンをとるのは『コンフィデンスマンJP』シリーズや『イチケイのカラス』シリーズなどを数々手掛ける田中亮監督。

【コメント】

▼福山雅治
東野先生が描かれたブラック・ショーマンの世界、そして原作ファンの皆様のご期待に沿いながら、さらに上回っていくような映像作品にすべく尽力いたします。
僕が演じる神尾武史は元マジシャン。
手品には口という文字が三つ内包されています。
彼は虚実綯い交ぜの言葉と行動で非日常の空間を作り上げます。
「つまらない真実よりも面白い嘘のほうがいい」そんな風に描いていければと思っています。
東野先生から託された新時代のダークヒーロー神尾武史へと準備を重ねます。
有村さんとは初共演ですが、以前、報知映画賞授賞式の舞台袖でお話しさせていただきました。
常に心を込めて向き合う誠実さと、作品に殉ずる覚悟を感じています。
どんなセッションになるのかとても楽しみです。

▼有村架純
そんなつもりじゃなかった、という些細なことから大きなことまで、生きているとあると思います。あの時ちゃんと向き合う勇気を持っていれば回避できたことも、自分の中の恐れが邪魔をしてボタンを掛け違えてしまう。自分自身を振り返りながら真世と一緒に過ごしていきたいと思います。福山さんとは授賞式で初めてお会いした際に、作品を一緒に作れたら良いですね、なんてお話ししたことを覚えています。素敵なバディを組めるよう皆さんと共に最後まで頑張ります。

▼原作:東野圭吾
新作を書くにあたり、どんな主人公にしようかと考えていた頃、福山雅治さんから、「ダークヒーローを演じてみたいんです」と聞きました。なるほど福山さんの悪党なら是非見てみたいと思ったのが、『ブラック・ショーマン』執筆のきっかけです。主人公は人格者でも正義漢でもなく、人を騙す快感だけを求めて行動します。兄殺しの謎を追うにしても、まともな手段は取りません。福山さんの悪党ぶりが今から楽しみです。そんな主人公に振り回される有村架純さんの演技にも期待大です。名コンビ誕生を心よりお祝いいたします。

▼監督:田中亮
東野圭吾さんによって生み出された、『謎を解くためなら手段を選ばないニューヒーロー』に福山雅治さんが命を吹き込む。そしてバディとなる姪には有村架純さん。これほど胸躍る組み合わせがあるでしょうか。原作を初めて読んだ時にページをめくる手が止まらなかったあの疾走感と高揚感を、映像でも体験していただけるようにキャスト・スタッフ一同全力を尽くします。映画「ブラック・ショーマン」が繰り広げる最高のエンターテイメントショーに是非酔いしれてください!

映画『ブラック・ショーマン』は、2025年公開。

作品情報

映画『ブラック・ショーマン』

元中学校教師である神尾英一が何者かに殺された。2か月後に結婚を控えていた神尾真世だったが、父・英一の突然の訃報を受け、実家のある町に戻る。その町はコロナウイルスの蔓延以降、観光客も遠のき、活気を失ってしまっていた。そんな折に起こった殺人事件。教師として多くの教え子から慕われていた英一はなぜ殺されなければならなかったのか。真実を知りたいと願う真世の前に現れたのは叔父の神尾武史。かつてラスベガスで名を馳せた元マジシャンだ。 卓越したマジック(+手癖の悪さ)とメンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器にして、武史は、姪・真世とともに、大切な家族が殺された殺人事件の謎に挑む。

監督:田中亮

原作:東野圭吾「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」(光文社文庫刊)

出演:福山雅治、有村架純 ほか

配給:東宝

©2025「ブラック・ショーマン」製作委員会

2025年 公開