大谷翔平の初PSはまだ続く!負ければ敗退決定のドジャースがパドレスに敵地で8-0の完勝。大谷は2回にタイムリーヒット放つ

 MLBロサンゼルス・ドジャース(第1シード)は現地10月9日、敵地サンディエゴ・パドレス(第4シード)とのナ・リーグ地区シリーズ第4戦に臨み、8-0で勝利。シリーズ突破へ最終第5戦へ希望をつないだ。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は3打数1安打2四球1打点で勝利に貢献した。

【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 大谷は第1打席、パドレス先発ディラン・シースの159キロのフォーシームを二ゴロ。しかし続くムーキー・ベッツが同じくフォーシームをセンター方向へのホームランにし、ドジャースが1点を先制した。

 大谷も2回2死一、三塁で迎えた第2打席、初球のスライダーをライトに運びタイムリーヒット。追加点を奪いシースを下ろした。直後にはベッツが2番手ブライアン・ホーイングからタイムリーヒットで今シリーズド軍最多の3点リードを築くと、3回にはウィル・スミスの2ランHRで5点目を決めた。

 4回に四球、タッチアップで得点圏の二塁に進んだ大谷は、テオスカー・ヘルナンデスがサードのライン付近へ三塁手マニー・マチャドも弾くほどの痛打を放ったことで三塁を蹴りホームへ走った。しかし打球は不運にもフェアのジェスチャーをしていた三塁審に当たり失速。マチャドがすぐに捕球し本塁に投げたことで大谷の生還は間に合わずアウトになる、という不運な一幕もあった。

 その後、大谷は第4打席に四球で出塁するなどチャンスを演出。第5打席は空振り三振に倒れたものの、7回にトミー・エドマンがスクイズ、ギャビン・ラックスがツーランホームランで3点を追加し大勢を決めた。

 9回にはパドレスの松井裕樹がMLBポストシーズン初登板を果たし、マックス・マンシーを見逃し三振、ウィル・スミスをライトフライに抑え2死を奪う。次のエドマンにヒットを許すもラックスをキャッチャーフライに打ち取り、スコアボードに0を加える見事なデビューとなった。

 ブルペンデーで試合に臨んだドジャース投手陣は8人の継投で今季ポストシーズン初の0失点と見事な完封リレーを披露。一方パドレスもシースが1回2/3で退いたことで計7人のピッチャーの起用を強いられた。

 両チームは現地10月11日、ドジャー・スタジアムでナ・リーグ優勝決定シリーズの出場権をかけた最終第5戦を戦う。同シリーズの対戦相手はレギュラーシーズン東地区3位(第6シード)のニューヨーク・メッツに決まっている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】崖っぷちドジャースに貴重な追加点!大谷翔平のタイムリーヒットをチェック!
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