責任ある養殖の普及に努める非営利団体ASC(水産養殖管理協議会)が10月8日(火)、サステナブル・シーフードを広めることに大きく貢献したとしてロバート・馬場裕之に感謝状を贈呈しました。東京・池尻大橋で行われた贈呈式には料理研究家・リュウジや相席スタート・山﨑ケイも参加。馬場とリュウジとの料理対決が行われるなど、美味しく楽しみながら持続可能な水産利用への理解を深めるイベントとなりました。
出典: FANY マガジン
「お笑いは得意ではないが、料理で頑張る」
今回の感謝状贈呈式は10月1日(火)~31日(木)の「サステナブル・シーフード・ウィーク 2024」のメインイベントとして東京・池尻大橋のイベントスペース・BPMで行われたものです。
「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」の主催団体のひとつであるASCジャパンは、環境と社会に配慮して養殖された水産物を対象とした認証制度を運営する国際非営利団体ASCの日本支部。2024年9月現在、ASCの認証を受けたことを示す「ASCラベル」のついた水産物は世界117カ国で27000品目以上が販売されています。
馬場は過去2年間にわたって「サステナブル・シーフード・ウィーク」のキャンペーン動画に出演してきました。こうした活動でASCラベルの認知拡大に大きく貢献したとして、今回、ASCのクリス・ニネス CEOから感謝状が贈呈されることになったのです。
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登壇したクリスCEOは「豊かな魚文化を誇る日本は、世界的に有名な水産企業が多く拠点を構えています。最高品質の水産物を味わえることは素晴らしいですが、この豊かな海の資源を次世代に引き継ぐためには、環境を守り、漁業や養殖に従事する人々の暮らしを支えることが不可欠です」と語り、将来世代のための努力の必要性を強調しました。
一方の馬場は「2年間、ASC認証の水産物を使った料理動画を挙げさせていただいて、まさかCEOから感謝状をいただける日が来るとは思わなかったです」と恐縮しながらも、「僕はお笑いのほうはあんまり得意ではないんですけど、料理のほうで頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」と、ユーモアを交えながら喜びを語りました。
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リュウジとの料理対決で飛び交う「豆知識」
贈呈式のあとは、スペシャルゲストに料理研究家のリュウジを迎え、ASC認証水産物を使った料理対決が行われました。過去にもYouTubeなどでコラボ経験のある2人ですが、リュウジはそのときのことは「酔っ払いすぎて覚えてない」と話して会場を沸かせます。
見届け人兼試食担当として相席スタート・山﨑ケイを迎え、いよいよ30分の対決がスタート!
馬場の1品目は「ハマグリとキノコの炊き込まない炊き込みご飯」。まずは手際よくゴボウをささがきにしていきます。ここで馬場が「僕はゴボウのささがきは水にさらさない派。“アクを抜く”とか言いますけど、アクも栄養だと思うし、水にさらすことで香りも抜けてしまうから」と持論を展開すると、リュウジも「僕も水にさらさない派です」と同意していました。
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続いて馬場はキノコを炒めて香ばしさを出しながら、「油は使いません。キノコってほとんど水分なので、油を入れなくても焦げないんです」と、ここでも細かく豆知識を披露。さらにハマグリとお酒を加え、フタをして蒸していきます。蒸しあがったらハマグリの殻を取り、固めに炊いたご飯に具材を混ぜ込んで、ハマグリの出汁をご飯に染み込ませて完成です。
2品目に作ったのは、「豚肉とパンガシウスのスパイシー炒め」。“パンガシウス”という聞きなれない食材の正体は、タイやベトナムなど東南アジアに生息する淡水魚。ナマズの一種で、淡白な風味が特徴の白身魚です。
淡白なパンガシウスをお肉と合わせてご飯が進むようにと考えられた馬場の2品目は、鶏がらスープやカレー粉などで豚肉とパンガシウスを味付けしたスパイシーな一品となりました。
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一方のリュウジが作った1品目は「よだれ海老」。下味をつけた海老を焼き、豆板醤やネギを入れた甘酸っぱいたれと絡めると、よだれ鶏を思わせるような食欲をそそる一皿が完成しました。
2品目は、サーモンを使った「昆布だし焼きピラフ」。塩コショウしたサーモンを、少量の油で皮目から立てて焼いていきます。こうすることで香ばしさが加わるだけでなく、サーモンの臭みが油に吸収されるんだとか。
続けてキノコと玉ねぎをバターで炒めながら、「オレ、間に合うかな……」と不安そうにつぶやくリュウジ。意外なことに今回のようなかたちの料理対決は初めてだそうで、料理研究家らしからぬ“余裕のなさ”です。昆布だしやナンプラーを加えながら具材とご飯を炒め、最後にサーモンをドン!と乗せて、なんとか時間内に完成しました。
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