『ヒアリングサポート』が、痴呆対策にもなる可能性

目々澤先生は、先日iPhoneの発表会で発表されたAirPods Pro 2による『ヒアリングサポート』についても、大変大きな期待を寄せていらっしゃった。

老人性痴呆の大きなキッカケのひとつに聴力の低下があるのだそうだ。耳から入る情報量が減ると痴呆が進む原因になるという。AirPods Proの『ヒアリングチェック』『ヒアリングサポート』が有効に使われれば、聴力低下によって進行する老人性痴呆の進行を遅らせることができるかもしれない。

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それにしても、医師会の話題は深刻なものばかり……

こんな会議を拝聴する機会はなかなかないので、東京都医師会のほかの方の話も聞いていたが、今後の超高齢化社会到来における、医師、看護師、病床など、医療システムの不足は本当に大変なことになりそうだ。

現時点でも医療システムのキャパシティは足りていないのだが、2025年には団塊の世代が後期高齢者になり、いよいよ国民の4人に1人が後期高齢者という世界にも類を見ない超高齢化社会になるのだそうだ。専門外の話ではあるが、気の重くなる話で、Apple Watchがそういう時代の到来を少しでも遅らせてくれればなぁ……と思う。

(村上タクタ)