アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はMotoGP日本GPを苦戦のうちに終えたことにガッカリしており、苦しい状況を受け入れるのが難しいと語った。
エスパルガロは日本GPの初日から苦しみ、予選はQ1からの出走となった。そこでQ2進出を決められず、15番手からのレースとなったが、スプリントは転倒に終わり、決勝でも苦戦は続いて9位フィニッシュに留まった。
日本GPを終えて、エスパルガロはグリップ不足に悩まされていたことが問題だと語ったが、同時にドゥカティ陣営がレベルを上げた可能性も指摘した。
「本当にひどい結果だったよ」とエスパルガロは語る。
「こういったことを理解して受け入れるのはとても難しい。グリップがこんなにも少ないなんてことも、信じられないほどだった。まるで他のタイヤや他の路面で走っているようだった」
「マルコ・ベッツェッキ(VR46)やファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)に追い抜かれたときなんかは、現実離れしている感覚だった。バイクのグリップがなぜこうまで少ないのか、理解するのが難しいよ」
またエスパルガロは今回、燃料切れギリギリだったとも語った。
「かなり苦しんだよ。疲れ果てていたし、バイクは全く曲がってくれなかった。グリップが不足しているせいで、レース全体で滑ってしまっていた」
「燃料はなんとか間に合ってフィニッシュできたけど、スピンしすぎてずっとアラームがついていた。他にできることはほとんど無かったよ」
「スピンは以前よりもずっと多くなっているけど、それはより速く走ろうとしているからだ」
「タイムは更新されていき、レースも以前よりも10~12秒速くなっている。そしていつもそれをするのがドゥカティなんだ。彼らにはそれができるだけのグリップがある」
「バイクを速く走らせるには、結局グリップがいるんだ。であれば、彼らにはそれだけの余裕があって、僕たちにはそれがないということだ」