元日本代表FW森本貴幸が現役引退を表明。15歳で衝撃デビュー、J1最年少得点記録を更新した“和製ロナウド”

 元日本代表FWの森本貴幸が現役引退を表明。YouTubeチャンネル『XAGiTube』で伝えている。

「去年、イタリアのアクラガスに移籍してプレーしたんですけど、結局、公式戦に出れずに、就労ビザの問題でプレーできずに、そのまま去年の年末に帰国して。

 僕の中では35歳、プロ生活20年で引退しようと決めていたので。台湾からアクラガスに移籍したタイミングで、これで最後にしようと決めていた。そのタイミングでスパッと、プロサッカー選手としては引退して、コーチ、指導者として勉強しようと思って、スタートしました」

“和製ロナウド”の愛称で親しまれた現在36歳のストライカーは、東京ヴェルディの下部組織で育ち、2004年に当時のJリーグ史上最年少記録となる15歳10か月6日でトップデビュー。同年の5月5日に15歳11か月28日で初ゴールを決め、J1史上最年少得点記録を更新した。
【動画】 森本貴幸が15歳で決めたJリーグ初ゴール
 2006年にイタリアのカターニャに移籍。同リーグのノバーラでプレーした11-12シーズンを除いて13年冬まで在籍し、セリアAでは通算19ゴールを挙げた。
 
 その後はJリーグのジェフユナイテッド千葉、川崎フロンターレ、アビスパ福岡、ギリシャのAEPコザニ、パラグアイのスポルティボ・ルケーニョ、台湾の台中Futuro、イタリアのアクラガスに所属。今年1月に、1試合もプレーできなかったアクラガスを退団していた。

 また、2009年に初キャップを刻んだ日本代表では通算10試合で3ゴ―ル。2010年の南アフリカ・ワールドカップに出場している。

 衝撃のデビューから20年。イタリアでも愛されたストライカーがスパイクを壁に掛けた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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