橋本環奈 (C)週刊実話Web

橋本環奈がヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説『おむすび』の“あるシーン”をめぐって野球ファンが大激怒している。

ドラマは、平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本)が福岡でギャル文化と出会い、関西で栄養士を目指していくストーリー。

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10日に放送された第9話では、同じ糸島東高校に通う幼なじみ・古賀陽太(菅生新樹)の出場する野球の試合を、結が応援しに行った。

9回裏、3対3の同点で糸島東高校の攻撃。ノーアウト満塁で一打サヨナラのチャンスに、古賀に打席がまわってきた。

古賀は渾身の力を込めてホームランを狙うが、結果はヒット止まり。会場は落胆ムードに包まれた。

「野球ファンの間で物議を醸しているのは、このときに流れていた応援歌。吹奏楽部によって、定番曲『モンキーターン』が演奏されていたのだが、時代設定である2004年当時にはまだ存在していなかった。そもそも同曲は、パチンコの当たりのときに流れる音楽。チャンスがめぐってくるような盛り上がる曲調だからという理由で野球用に編曲され、それを『千葉ロッテマリーンズ』が2011年に採用したのが始まり。以降、高校野球でも演奏されるようになった、という流れがあります」(芸能ライター)

ギャル文化の理解度も低すぎる?

こうした時代考証のズレに、野球ファンからは
《モンキーターンの応援歌は2004年にない!》
《体感的にドラマの時代設定の 2004年には応援曲として存在してなかったと思うが》
《おかしいよねモンキーターンが流れるとか ドラマおもしろくなくても、やきう(野球)ファンはチェックしてるよこういうところ》
などと指摘する声が多くあがっている。

「ズレているのは時代考証だけではありません。物語の根幹に関わるギャル文化についても、放送前に橋本のギャル姿が初公開されたとき、ネット上で《ギャルの解像度が低い》《橋本環奈の無駄遣い》など、再現度の低さを嘆く声が続出していました。全体的になんとなく雰囲気で制作しているのでしょうが、分かる人には分かってしまうものです」(同)

歴代のなかでも特に「内容が薄い」といわれている同作。こうした考証不足は、視聴者をさらに萎えさせるというものだ。