10月11日、ハースF1チームとTOYOTA GAZOO Racingが公式テクニカルパートナーとなることを発表した。複数年契約の下、両者は専門知識や技術、リソースを共有していくという。
TOYOTA GAZOO Racingは設計、技術、製造の面でサービスを提供し、マネーグラム・ハースF1チームは技術的専門知識と商業的利益を提供するとしている。
TOYOTA GAZOO Racingは、F1におけるハースの発展と競争力強化を目的とし、モータースポーツの最先端を走る同チームとの関わりを通じて、様々な分野で自らの知識と技術をさらに高めていくという。
この契約に伴い、10月18〜20日に開催されるF1アメリカGPから、TOYOTA GAZOO RacingのロゴがハースのF1マシンであるVF-24に掲げられるようだ。
ハースの小松礼雄代表は、「このようなテクニカルパートナーシップを結ぶことになり、大変嬉しく思っています」とプレスリリースにコメントした。
「シンプルに双方に明らかなメリットがあるパートナーシップです」
「TOYOTA GAZOO Racingが持つリソースや知識ベースを活用し、その技術や製造プロセスから恩恵を受けることは、我々自身の発展や、F1における競争力をさらに高めたいという明確な願望に役立つことでしょう。その見返りとして、TOYOTA GAZOO Racingが社内のエンジニアリング能力をフルに活用し、さらに進化させるためのプラットフォームを提供します」
TOYOTA GAZOO Racingの高橋智也プレジデントは、「マネーグラム・ハースF1チームとともにモータースポーツの最高峰に参戦することで、ドライバー、エンジニア、メカニックの育成を目指すとともに、マネーグラム・ハースF1チームおよびTOYOTA GAZOO Racingの機能強化を図り、モータースポーツおよび自動車産業への貢献を目指します」とコメントした。