富士スピードウェイを舞台に行なわれているスーパーフォーミュラの第6戦&第7戦。その第6戦の予選が、12日(土)の9時から行なわれ、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)がポールポジションを獲得した。
この日の富士スピードウェイは、上空に雲ひとつない快晴に恵まれた。霊峰富士がその美しい姿を見せる中、各車がアタック合戦を繰り広げた。
まず行なわれた予選Q1のA組は、各車セッション開始直後にコースインし、1周だけ周回。一旦ピットに戻り、アタックのタイミングを待った。そしてセッション終盤に改めてコースインし、アタック。その結果、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐が1分21秒960のトップタイムを記録した。この牧野のタイムは、2番手の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)に0.3秒近い差をつける優秀なモノだった。
この他、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、大津弘樹(TGM Grand Prix)、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)までがQ2に駒を進めた。
続いて行なわれた予選Q1のB組は、セッション開始直後から各車コースインし、ピットに戻ることなく周回を重ねた。
そんな中で野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分22秒089を記録して首位でQ2に進出。A組トップタイムの牧野には、コンマ1秒届かなかった。2番手坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)、阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、最後の最後で滑り込んだ太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)までがQ2に進んだ。
ポールポジションを決める運命のQ2は、セッション開始早々にTEAM MUGENの2台が先頭でコースイン。他のドライバーも、時間差があったもののこの2台に続いていった。ただこのTEAM MUGENの2台とTGMの大津、INGINGの阪口が比較的速いペースで走る中、KCMGの福住以下のマシンは遅いペースで入念にタイヤを温めた。
各車が最後の最後でアタック。ここでトップタイムをマークしたのは福住で、1分21秒726。前回の第4戦富士に続き、福住がまたもポールポジションを獲得した。
後方でアタックしたマシンの多くがタイムを伸ばせなかったが、その中にいた太田が僅か0.004秒福住に及ばない2番手タイムをマーク。2列目には野尻、岩佐のTEAM MUGEN勢が並んだ。
5番手阪口、6番手佐藤。Q1のA組で最速だった牧野は、最終的に9番手で予選を終えることになった。