「これが私がドジャースと契約した理由だ」今季ド軍入団のテオスカー・ヘルナンデス、ソロHRを打った直後の“本拠地の熱狂ぶり”に感動

 MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月11日、本拠地サンディエゴ・パドレス戦に2-0で勝利し、3年ぶりのナ・リーグ地区シリーズ突破を決めた。ロースコアで進んだゲームにおいて貴重な一打を放ったのがテオスカー・ヘルナンデスだ。

【動画】チーム勝利に導く一打!テオスカー・ヘルナンデスの“打った瞬間確信”のホームランをチェック! 負ければ敗退の大事な一戦にパドレスはダルビッシュ有を先発起用。日本人右腕は2回にキケ・ヘルナンデスにソロHRを浴びるも、その後は持ち直し6回まで安打も四球も許さない圧巻のピッチングでドジャース打線を封じ込めた。

 ドジャースがリードしているとはいえその差は1点。追加点が欲しいタイミングで力を発揮したのがテオスカー・ヘルナンデスだった。7回1死走者なしで打席に立った“お祭り男”はカウント2-1からの4球目、内角のスライダーを振り抜き、打球はレフトスタンドへ。打った瞬間に確信したかのようにバットを放り投げ、感情を爆発させながらダイヤモンドを回り、本拠地を盛り上げた。

 米放送局『FOX Sports』の取材に応じたテオスカー・ヘルナンデスはホームランを放った後の会場の雰囲気について問われ、「このような雰囲気に身を置くのは初めてだ。でも、私はこれが気に入っている。これが私がここに来た理由だ。これが私がドジャースと契約した理由だ」と感慨深げに語った。

 テオスカー・ヘルナンデスは昨オフにシアトル・マリナーズから単年2350万ドル(約35億円)でドジャースへ移籍。球団史上初のホームランダービー制覇など印象的な活躍を続け、レギュラーシーズン打率.272、33本塁打(キャリアハイ)、99打点などチームに貢献。同じく今季からド軍に加入した大谷翔平とは“大の仲良し”として知られ、まさにチームに“無くてはならない存在”となった。

 来季以降については未定としつつもドジャース残留を希望しているテオスカー・ヘルナンデス。ポストシーズンで大谷らとともに自身初のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、自身の納得のいくような契約を勝ち取ってほしい。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「デコちゃん可愛すぎます」大谷翔平と愛犬デコピンとの“鼻キスショット”をチェック!(8枚目)
【関連記事】山本由伸が5回2安打無失点でPS初勝利! ドジャース史上36年ぶりの快投劇に米記者は軒並み高評価「MLB史上最高額の契約を結んだ。その価値は十分だ」
【関連記事】今季、大谷翔平を“11打数1安打5三振”に抑え込んだダルビッシュ有にド軍専門メディアも脱帽「大谷をアウトにできる唯一の投手かも」