【全日本】三冠&アジアW前哨戦 綾部が青柳に直接勝利 「お前が持ってるのもあと10日」

『旗揚げ記念シリーズ2024』行田グリーンアリーナメインアリーナ(2024年10月12日)
綾部蓮&ライジングHAYATO&本田竜輝&安齊勇馬vs宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.&MUSASHI&青柳優馬×

 三冠&アジアタッグダブル前哨戦は綾部が王者・青柳に直接勝利し、三冠初挑戦・初戴冠へ向けて勢いをみせつけた。

 9月の王道トーナメントに優勝し、全日本における初のシングル栄冠を手にした綾部は10・22後楽園大会での三冠挑戦を決定。この日、アジアタッグとのダブル前哨戦として前哨戦第1ラウンドを迎えた。

 試合前、試合中と映画『翔んで埼玉』の埼玉ポーズを決める余裕をみせていた青柳だが、それは徐々に消えていく。串刺しフロントハイキック、ランニングネックブリーカードロップの連続攻撃で綾部が流れを引き寄せ、青柳がロックボトム、ダイビングボディアタック、ダイビングエルボードロップの波状攻撃に出ても、綾部がランニングニーリフトを叩き込んで流れは決定的に。フルネルソンバスターで叩きつけた綾部はアイアン・メイデンで絞め上げ、青柳をギブアップに追い込んだ。

 綾部が前哨戦初戦で王者・青柳に直接勝利。王道トーナメント制覇の勢いを持続する勝利で弾みをつけた。試合後もなかなか立ち上がれない青柳に向かって「8年連続王道トーナメント1回戦負けの三冠王者・青柳優馬。分かったか? これがお前が一生縁がないであろう王道トーナメントを制した綾部蓮だ」と勝ち誇った綾部は「お前がそのベルトを持っているのもあとわずか10日しかない。青柳優馬を応援しているファンの方々、あと10日間、今のうちにしっかりチャンピオン青柳優馬の姿を目に焼き付けておくといい」と青柳ファンを挑発しつつ予告した。

 王道トーナメント優勝、そしてこの日は王者撃破。三冠初挑戦・初戴冠へ向けて綾部は完全に追い風に乗った。