現地10月10日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第3節で、日本代表はサウジアラビアとアウェーで対戦。MF鎌田大地とFW小川航基のゴールで、難敵を2-0で打ち破った。
この試合で、前回の9月シリーズでは2試合ともベンチ外となったセルティックのMF旗手怜央は、ベンチ入りしたものの、出番は巡ってこなかった。
セルティック専門サイト『THE CELTIC BLOG』は「日本代表監督はセルティックの選手たちを弄んでいるだけなのか?」と題した記事を掲載。「日本代表監督がセルティックとスコットランドのサッカーをどう扱っているかに非常に不満を持っている。まるで彼は我が国のリーグを尊重していないかのようだ」と指摘している。
「セルティックにとって、日本代表監督の状況は、選手たちを困らせ、常に頭痛の種になっているようだ。選手たちが彼の下でプレーする必要性を感じなければいいのだが、彼らがそう感じる理由は理解できる。日本の選手にとって、代表のユニホームを着ることは大きな名誉であり、それを手放したい選手はいないだろう。もしセルティックが彼らを止めようとしたら、それは大きな侮辱とみなされるだろうし、クラブがそんなことを決してしないだろう。そうは言っても、日本代表監督の対応には敬意というものがない」
【画像】日本代表のサウジアラビア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。2選手に7点の高評価。MOMは攻守に躍動したMF
そして、旗手の起用法について、「ハタテは理由もなく地球の反対側まで連れて行かれようとしている。努力の甲斐なく、無意味に世界中を旅しているようだ。セルティックはこの状況に満足できないだろうし、ハタテ自身も明らかに喜んでいない」と苦言を呈している。
「ハタテが長距離移動で送り出されているにもかかわらず、試合で使われていないことに、少しほっとしている人もいる。少なくとも、怪我のリスクは減る。しかし、トレーニングのために地球の反対側まで飛行機で行くことにリスクがないと説得できる人はいないだろう。なぜなら、リスクは絶対にあるからだ」
記事は「ハタテの場合、正直に言って、この監督の下では彼が選ばれない方がよかったと思う。選手たちにそのような遠征と肉体的負担をかけるなら、出場させるか、やめておいた方がいい」と綴っている。
果たして、15日のオーストラリア戦に旗手の出番は巡ってくるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】「え?嘘だろ?」サウジのスタジアムで目にした驚きの光景。日本代表のゴールが決まると…【現地発】
【記事】「サウジリーグでやっている人に負けたらダメ」デュエルで負けなかった日本代表。堂安律はきっぱり「僕たちは欧州でやってるんで」