スリークォーターでスイングは、シャフトの位置を意識しながら、ヒジの動きにも気を付ける必要があります。
今回は、今田将星によるトップの完成形をレッスン!
「トップを小さく」と考えるとゆるみやすい
右ヒジの角度は「70度」が理想です!
スリークォーターでスイングする際、フルショット基準でそれよりも「小さく振る」と考えると、スイングがゆるみやすく手打ちになりがち。
私が指導するときは、トップは「シャフトが9時」の位置から右ヒジを曲げるだけと説明しています。
「シャフト9時」の位置から右ヒジはほとんど上げず、約70度曲げるだけ
こうすることで体の回転量を十分確保しつつ、手首の動きを抑えて、コンパクトだけれどゆるみのないトップが作れます。
ポイントは、右のお尻がうしろに下がって体がちゃんと回っていること、両ヒジが伸びて手元が右太モモ前の低い位置にあることです。
ここでシャフトが地面と水平、飛球線と並行で、リーディングエッジが上体の前傾角と同じになっていればOK。あとは右ヒジを70度くらい曲げればトップは完成です。
Point!右のお尻をうしろに引いたポジション
手だけでこの形を作るのではなく、アドレスから右のお尻をうしろに引くようにして腰、胸を右に回すことが大事
右ヒジが乱れるとトップの形が崩れる
右ヒジの位置が上がってしまったり(左・右)、曲がりすぎる(中)と大振りになる
大振りになる人は右ヒジが暴れている。
「9時」の位置から約70度、直角未満で右ヒジを曲げるだけでいい
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「シャフト9時」の形を正しく作ることが大事!
バックスイングの「シャフト9時」の位置をていねいに作って、正しい形で通過するように意識しよう
シャフトが地面と平行なときに、飛球線とも平行になっているのがポイント
レッスン=今田将星
●いまだ・しょうせい/1986年生まれ、熊本県出身。坂田塾でゴルフを学び、大学卒業後ミュージシャンとして活動したのちに、再びゴルフの道へ。「Golf Academy Five elements」でレッスンを行なう。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC