リバプールで厳しい立場にある遠藤航。その去就が盛んに報じられている。
31歳の日本代表キャプテンは、加入1年目の昨季はユルゲン・クロップ監督のもと、レギュラーとして活躍を続けるも、アルネ・スロット監督に変わった今季は出場機会が激減。プレミアリーグでの先発はゼロで、終了直前からの途中出場2試合に留まっている。
序列の低下が明らかななか、現地メディア『TEAMTALK』が「リバプールのスター、残留宣言も4チームから猛追受ける」と題した記事を掲載。インテルとプレミアリーグの3チームの関心を伝えている。
「エンドウは今季の前に、リバプールの選手であり続けたいと言い、売却の憶測を断ち切った。ただ、アルネ・スロット監督にほとんど起用されておらず、インテルやプレミアリーグのトリオであるフルアム、イプスウィッチ、ウルブズの興味を引き起こした。
『InterLive.it』は、シモーネ・インザーギ監督のチームが2025年にエンドウの獲得に乗り出すかどうかを検討していると伝えている。また、『Caught Offside』は、1月に引き抜くチャンスを感じているクラブとして、フルアム、イプスウィッチ、ウルブズの名前を挙げている。もちろん、エンドウ自身のコメントからすれば、リバプール退団を納得させるには、何か特別な要素が必要かもしれない」
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『TEAMTALK』はそのうえで、「スロットはエンドウの売却を望んでいる」と指摘。オランダ人指揮官との別れを、非常に現実的なものとして見ている。
「エンドウは昨季レッズで43試合に出場し、1600万ポンド(約29億円)という控えめな移籍金以上の活躍を見せた。しかし、新ボスはボールを操るセントラルMFを好み、ライアン・フラーフェンベルフが台頭するなか、脇役に追いやられている。『Football Insider』が最近報じたところによると、スロットはエンドウをクラブに売却させ、より若く、自身の戦術に適した選手を獲得させたいと考えているようだ」
冬の移籍市場が開くまではまだ時間があり、この先どうなるかは分からない。兎にも角にも、遠藤はリバプールで与えられた少ないチャンスをモノにしていき、より選択肢を広げたいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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