日本代表はなぜロングボールに脆さを露呈しなくなったのか。主力DFが明かす”アジアカップからの改善点”【W杯アジア最終予選】

 北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表は中国、バーレーン、サウジアラビアを破って、ここまで3戦全勝。アジアカップで露呈した“ロングボールへの弱さ”をまるで感じさせない戦いぶりで、グループCの首位をキープしている。

 オーストラリア戦(10月15日)に向けて全体練習を実施した13日、そのトレーニング後に囲み取材に応じた谷口彰悟は、ロングボール対策についてアジアカップからの改善点を次のように説明した。

「(ボールへの)行き方はチーム内でより合わせています。やはり間延びした状態だとヘディングでクリアしても相手に拾われてしまうので、行くところと行かないところをはっきりする。とにかくコンパクトですね。それさえできていれば、例え相手にセカンドボールを拾われても、プレッシャーをどんどんかけることができるので」
 
 重要なのは、コンパクトな陣形を保つことだ。

「最終ラインがラインを上げれば、前の選手もそれに応じてほしいし、後ろの選手が『まだ行くな』と言えば後ろのほうでコンパクトにするとか、その整理が上手くできていると思います」

 いわゆるメリハリも大切なのだろう。コンパクトな陣形を保ちつつ前に行ける時は行く。攻撃的な守備はカタール・ワールドカップからの変化と、谷口は言っていた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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