【AEW】柴田TNT王座獲りならず 王者ペリーを圧倒も不本意敗戦

 『AEWレッスルドリーム』が現地時間12日、ワシントン州タコマで行われ、柴田勝頼がジャック・ペリーを圧倒したものの、不本意な形で敗戦に終わり、TNT王座獲りを逸した。

 柴田は10・2ダイナマイト5周年記念大会でTNT王者・ペリーに挑戦を表明。2日後の6人タッグ対決に勝利し、この日のTNT王座戦を決めた。

 「柴田!」コールの大合唱に後押しされた柴田はダブルリストアームサルトで投げられても、すぐさま馬乗りになり、裏十字固めで絞め上げる。TAKAYAMANIAでの鈴木みのる戦を思い起こさせるような逆水平連打を浴びせ、フロントハイキック、ブレーンバスターと攻勢を続けた。

 そして柴田は自らリング中央に座り、手招きで挑発。ペリーがサッカーボールキックを連発し、掟破りの逆PKで蹴り飛ばしても、マシンガン逆水平を浴びせた。ペリーが場外戦に活路を求めても、エプロンへのブレーンバスターで叩きつけ、リングに戻ってもエルボー連打からの串刺し低空ドロップキックを突き刺し、ハーフハッチでぶん投げた。

 柴田は故・アントニオ猪木さんばりの手招きで挑発。サッカーボールキックで蹴り飛ばしたが、蹴り足をキャッチされるとSTFに捕まってしまう。エプロンから場外へのDDTでダメージを負った柴田だったが、ペリーのランニングニーをキャッチしてデスバレーボムで逆襲。同級生・後藤洋央紀張りの牛殺しも決め、スリーパーで絞め上げた。が、ペリーが後方に倒れ込むと、柴田の両肩がついて3カウントが数えられた。

 消化不良な結末に場内は大ブーイング。不本意な結果で敗れ去った柴田は試合後、ペリーの襲撃を受け、ベルトで顔面を殴打されてしまった。そこへやってきたのが柴田とタッグを組んだこともあるダニエル・ガルシア。リングに飛び込んで柴田を救出する形となり、王者・ペリーと視殺戦を展開。そこへガルシアの元盟友・MJFが現れた。ペリーは気を取られたガルシアの顔面をベルトで殴りつけ、MJFは暴行を続けた。