北中米ワールドカップのアジア最終予選、3連勝中の日本代表は10月15日に埼玉スタジアム2002でオーストラリア代表と戦う。
ここまでオーストラリアは同最終予選で2位。1勝1分1敗と順調な歩みをしているとは言い難いが、侮れない相手だ。
10月13日の全体練習後、囲み取材で「昔と今のオーストラリア代表で変化している部分、伝統として受け継がれている部分」を訊かれた長友佑都は次のように答えている。
「(2010年)南アフリカ大会の最終予選ではもっとロングボールを使ってきて、(ティム・)ケイヒルとか前線に強い選手がいました」
“日本キラー”としても有名だったアタッカーの名前を挙げて「懐かしいですね」と記者団に同意を求めた長友は「めちゃくちゃ厄介な選手でしたね」とも言っていた。
ちなみに、ケイヒルは日本代表との8試合で5得点。そのうち2ゴールは、06年ワールドカップのグループリーグ初戦で奪ったものだった。
ロングボールが厄介だった昔のオーストラリア代表に比べると、「今は繋ぐチームに変わってきた印象があります」というのが長友の回答だった。
「体格が良い強みをあまり出せてない感もありますが、(繋ぐスタイルは)近代サッカーにフィットしていると言えばそうですが。いずれにしても、空中戦は要注意ですね」
オーストラリアを粉砕して4戦全勝となるか。完封にもこだわりたい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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