現地10月10日に行なわれたワールドカップ・アジア最終予選第3節のヨルダン戦(2-0)でFWのファン・ヒチャンとオム・チソンが負傷した韓国代表は12日、MFイ・スンウとFWムン・ソンミン(ともに全北現代)を追加招集すると発表した。
実に5年4か月ぶりの選出となるイ・スンウは、久保建英と同様にバルセロナのカンテラ(下部組織)で育ち、当時は“韓国のメッシ”ともてはやされた。
ただ、バルサ退団後は鳴かず飛ばずで、ベルギーのシント=トロイデンでは、日本人選手との競争にも勝てず、2022年に帰国。水原FCと契約を結ぶ。
するとようやくキャリアが軌道に乗り、3シーズン連続で二桁ゴールを挙げる活躍を見せた。
この復活により、代表招集待望論は常にあったものの、なかなか復帰は叶わなかった。それが、主将のソン・フンミンが怪我で不在のうえ、2人が離脱するという緊急事態のなか、追加招集という形で、26歳の復帰がようやく実現したのだ。
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韓国メディアも期待を寄せている。『スポーツワールド』は「5年4か月、待ちに待った時が来た。“コリアン・メッシ”イ・スンウがとても久しぶりに代表チームのメンバー入りをした」と報じた。
また、『InterFootball』も「ついに代表チームに選ばれた」と伝えている。
「イ・スンウに久しぶりにチャンスが訪れた。今シーズンは好調を維持し、代表候補として何度も名前が挙がった。しかし、そのたびに代表チームから無視されてきた。しかし、ようやく招集されたのだ」
韓国は15日、ホームでイラクと対戦する。イ・スンウに出場機会は訪れるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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