[ルヴァンカップ準決勝第2戦]名古屋 1-2 横浜/10月13日/豊田スタジアム
あと一歩及ばなかった。
横浜F・マリノスは10月13日、ルヴァンカップ準決勝第2戦で名古屋グランパスと敵地で対戦し、2-1で勝利。しかし、4日前のホームでの第1戦(1-3)とのトータルスコアで3-4と相手を上回れず。前回大会に続き準決勝で敗退となった。
試合後に横浜のジョン・ハッチンソン監督が「またもセットプレーでゴールを奪われた。そこはもう一度見直さなければいけない」と反省を口にしたとおり、第1戦での3失点のすべてをセットプレーから奪われたなかで、第2戦でも再びセットプレーから得点を献上してしまった守備面は改善が急務だろう。
しかしその一方で、指揮官が「2点とも自分たちのサッカーをやったうえで、素晴らしいゴールが生まれた」とも振り返ったように、躍動感に欠けた第1戦とは異なり、第2戦では攻守にアグレッシブな姿勢を見せ、試合を優位に進められたのはポジティブな点と言える。
【画像】最後まで諦めず選手たちを鼓舞し続けた横浜F・マリノスサポーター!
実際、33分の先制点は、敵陣での積極的な守備でボールをカットし、左サイドでエウベルとのパス交換からエリア内に侵入した天野純の折り返しを、西村拓真が押し込んだ。
また、1-1で迎えた82分の勝ち越し点も、相手GKのロングキックを畠中槙之輔がヘディングで押し返すと、そのボールを拾ったアンデルソン・ロペスが右サイドのヤン・マテウスに展開。そしてドリブルでエリア内に侵入したY・マテウスからのクロスを、逆サイドに走り込んだ植中朝日が左足で合わせてネットを揺らした。
それでもトータルスコアで追いつくためには何が足りなかったのか。
そう記者から問われたハッチンソン監督は「サッカーには“運”も必要な要素ではあるなかで、今日はその運を引き寄せることができなかった」と回答。続けて「内容は本当に素晴らしいものだったし、ポジティブな内容で終えたとは思う。1点が遠かった」と悔やんだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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