今年1月のアジアカップで、日本代表は準々決勝でイランに1-2と敗戦。ベスト8敗退に終わった。イラン戦後、守田英正が「もっと外(ベンチ)からこうした方がいいとか、チームとして徹底しようとかがほしい」と発言して反響を呼んだのは記憶に新しいだろう。
それから約8か月後、2024年10月14日のオーストラリア戦の前日会見に森保一監督とともに登壇した守田は、危機感を示したアジアカップ当時と今でどんな違いがあるのかを話してくれた。
「アジア杯後、森保監督を中心にチームがスタートして高いレベルで要求し合える関係になってきた。チーム内のルールや秩序が大前提としてあったなかで、個々のキャラクターや考え方を共有する時間やきっかけ、機会は以前よりも増えています。
選手とスタッフの関係値は今、良いものだなと。チーム力という意味の一体感は今が一番です。僕は森保さんが監督就任されてから招集されていますが、今が一番、僕が調子いいからとかではなく、チーム力は今が一番良いのかなと」
選手とスタッフ間の結束力の強さを示す証言だろう。ただ、守田は「ここが完成ではないので」と続ける。
「今後もっと良くなっていくと思います。関係性もより良くなるはずなので期待してほしいです」
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「え?嘘だろ?」サウジのスタジアムで目にした驚きの光景。日本代表のゴールが決まると…【現地発】
【記事】「サウジリーグでやっている人に負けたらダメ」デュエルで負けなかった日本代表。堂安律はきっぱり「僕たちは欧州でやってるんで」
【画像】日本代表のサウジアラビア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。2選手に7点の高評価。MOMは攻守に躍動したMF