美味を世界から取り揃える老舗の選択【家そば放浪記】第260束:遠鉄百貨店(明治屋ストアー)で買った、小山製麺『MEIDI-YA 一番粉 更科そば』495円(1人前165円)

明治屋ストアー(MEIDI-YA)がどんなスーパーなのかは、明治屋公式インスタアカウントのプロフィールがわかりやすい。

「『いつも いちばん いいものを』をモットーに、ハイクオリティな美味を世界から取り揃える老舗スーパーマーケット。」

ちなみにWikipediaを見てビックラこいた。なんと日本で最初にコカ・コーラを販売した(1919年)のも明治屋なのだという。

そんな「MEIDI-YA SINCE 1885」の文字とロゴが入った明治屋ブランドの干し蕎麦がコチラ。北海道産の一番粉(更科粉)を贅沢に使った更科蕎麦であるという。

作っているのは、「日本三大蕎麦」のひとつ(わんこそば)を有する岩手県の「小山製麺」。当連載における戦歴的には5戦2勝3敗といったところであるが、由緒正しき老舗スーパーが選択したのは小山製麺。

はたして今回は──?

デカい鍋に湯を沸かし……

約4分ゆでて……

特に「氷水」の指定はないので、冷水でモミ洗いして、ハイ完成。

して、そのお味は──

「しらたきかよ!」ってくらい白い。また、「そうめんかよ!」ってくらい細い。しかし食べたら「うまいのかよ!」となった。

うまい。特につゆにつけると完璧な「つゆがらみの蕎麦」になり、かなりうまい。上等なつゆならなおさらビシッと引き締まる蕎麦になりそうだ。

食感もよいし、喉越しも良い。また、パッケージに書いてある通り、「ほのかな甘み」も実に良い。うまいな〜、これ。

「家そば」か「外そば」かなら「外」でしょう。それこそ更科にこだわりある更科そば屋さんの蕎麦でしょう。

どのように食べてもおいしそうだけども、これは「冷」でキリっといただきたいかも。つゆだけの「もり」か、さっぱり大根おろしでの「おろしそば」なんて最高かな。

さすがは『いつも いちばん いいものを』。そのモットーに恥じない干し蕎麦である。おいしゅうございました!

執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥

Photo:RocketNews24

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