【新日本】アグ怪物ぶり発揮もTMDKがIWGPタッグV1 オーカーン&HENAREが挑戦表明

『KING OF PRO-WRESTLING 2024』両国国技館(2024年10月14日)
IWGPタッグ選手権試合 ○マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストvsバッドラック・ファレ&ケイブマン・アグ×

 ニコルス&ヘイストのTMDKコンビがファレ&アグに大苦戦を強いられながらもIWGPタッグ初防衛に成功。オーカーン&HENAREが挑戦を表明した。

 IWGP&STRONGタッグ2冠王に君臨するTMDKコンビがこの日、IWGPタッグ初防衛戦に臨んだ。挑戦者はBULLET CLUBの別動隊“ROGUE ARMY”のファレ&アグ。アグはファレが主宰するFALE道場出身で、今回が初来日となった。

 ROGUE ARMYが奇襲攻撃を仕掛けると、アグがフロントハイキック、ジャンピングボディプレスでヘイストの動きを止め、早くも必殺技ツアー・オブ・ケイブズでニコルスを叩きつけた。さらにファレが串刺しボディアタック、アグが旋回式フライングボディプレス、ファレがエルボードロップと一気にヘイストを仕留めにかかった。

 ニコルスのカットが間に合ったものの、ファレがニコルスをテーブルにセット。アグがエプロンからのダイビングボディプレスでテーブル葬にした。孤立したヘイストをファレが踏みつけ攻撃で蹂躙し、アグは逆水平、ストンピングと原始的な攻撃で圧倒。ランニングフロントキックで吹き飛ばした。

 ヘイストもファレをスイングDDTで突き刺し、タッチを求めたが、ニコルスは場外で倒れたまま。それでもヘイストはアグにフロントハイキックを連発したが、アグはフォールアウェイスラムでぶん投げる。続く旋回式フライングボディアタックはヘイストがドロップキックで撃墜。ランニングニーをぶち込んだ。

 ようやくニコルスが息を吹き返し、DDT、スライディングラリアット、ショートレンジラリアットの波状攻撃に出る。アグが仕掛けたツアー・オブ・ケイブズを阻止してマイキーボムを敢行。ファレがやってきてもTMDKはダブルバックドロップで撃退。孤立したアグもチョップ連打からのラリアットで抵抗したが、TMDKは合体パワーボム、サンダーバレーとたたみかけて3カウントを奪った。

 新顔・アグが大暴れでインパクトを残したが、ニコルス&ヘイストが連係で上回って快勝。IWGPタッグ初防衛を果たした。試合後、オーカーンとHENAREがやってきてオーカーンが「勝利、おめでとう。あんなでかいモンスターに勝った貴様ら二人はまさにグラディエーターだよ」と称えつつ、「じゃがな、さらなる英雄を呼ぶ声が聞こえたんでな。はせ参じた。そろそろタッグの季節だな。その前に一丁、余たちがそのタッグのベルト盛り上げてやるよ」と暮れのタッグリーグ戦も見据えて挑戦を表明した。TMDKもヘイストが「タッグ王者は俺とマイキーだ。強き者は決してくじけない」と受諾。両チームによるIWGPタッグ戦が決定的となった。