アイアンで“飛んで止まる弾道”をマスター!上達方法をコーチが解説

高く上がりながら前に飛ぶ!アイアンショットの最高弾道「飛んで止まる」を打つためには、飛ばない原因も排除しておきたいところ。

「アイアンの場合の飛ばない原因は、ヘッドスピードによって大きく異なります」という吉本プロが、ヘッドスピードが速い人と遅い人に向けて注意すべきポイントを教えてくれました。

この注意事項、「自分はコレかも!」と思い当たる人は多いはず!

飛んで止まる弾道をマスターし、最高のアイアンショットを手に入れましょう!

HS(ヘッドスピード)/速めの人は振り遅れカットに注意!

ヘッドスピードが速めの人は、体の回転力が強く、腕とクラブが振り遅れてしまうケースが多いです。結果としてクラブがアウトサイドから入って、フェースが開きやすくなるため、大きなスライスが出たり、開いたフェースを急激に返して引っかけたりフックが出てしまいます。

対策:マット押しドリルが有効!

練習場のマットの端にクラブを当て、胸を回しながら押し込んでいきましょう。このとき、胸の前から腕が外れないようにする。これを3から5回ぐらい行なってから球を打つと、胸の動きと腕の動きに連動性が出ます。マットでなくてもクラブで押せる重量感があるもの、固定されているものならなんでも代用可です。

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HS(ヘッドスピード)/遅めの人は軸の倒れに注意する!

パワーがあまりなくヘッドスピードが遅めの人は、ボールが高く上がりにくいので、体を右側に倒しながら高く打ち出そうとする人が多いです。クラブの最下点がボールより手前にきてしまうのでダフリ、ヘッドの上がり際でボールの頭を叩くトップのミスが出やすくなります。

対策:アライメントスティックで軸を意識!

スタンスの間、体の中央にアライメントスティック(クラブでもOK)を置きます。スイング中、体の中心軸がスティック上から外れないように意識すると、体(軸)が傾きません。ミート率も上がるので、ヘッドスピードが遅い人にとってはとても有効。インパクト効率の向上で飛ばすことができます!

いかがでしたか。吉本プロのレッスンをぜひ参考にしてください!

レッスン=吉本祐基
●よしもと・ゆうき/1996年生まれ、千葉県出身。東北福祉大学ゴルフ部卒。現在は、千葉県内を中心にレッスン活動を行ないつつ、Abemaツアーにも参戦。豊富な知識と実戦での経験をリンクさせたレッスンに定評がある。

構成=石川大祐
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール