町田がSNS上での誹謗中傷に刑事告訴。藤田晋社長がコメント「完全に度が過ぎており、イジメの構図と同じです」

 FC町田ゼルビアは10月15日、「誹謗中傷に対する対応について」と題した声明で、SNSでのクラブへの誹謗中傷に対する刑事告訴を発表した。

 町田は9月29日に「弊クラブ及び所属選手・スタッフに対する誹謗中傷について」との声明で、「クラブとして多大な経済的損失を受けております」などと報告。その後、10月6日に、日本代表FW伊東純也の代理人弁護士も務める加藤博太郎弁護士の顧問就任と誹謗中傷に関する情報提供窓口設置を発表していた。

 そして今回、具体的な対応として刑事告訴を公表。藤田晋社長兼CEOによる以下のコメントを伝えた。
【PHOTO】降りしきる雨の中最後まで声援を送り続けたFC町田ゼルビアサポーター!
「この度、加藤弁護士のご協力の元、弊クラブに所属する選手、監督、スタッフおよび弊クラブに向けて誹謗中傷した者を対象に、刑事告訴をすることとなりました。昨年来、クラブの好調な成績と比例するように、無数の誹謗中傷を浴びており、それはもう酷いものでしたが、これまでは新参者への洗礼かと目を瞑ってきました。

 しかしながら、もう限界です。既に多大な実害、実損が出ており、これ以上はもう看過しないことを決意しました。『FC町田ゼルビアなら叩いてもいい』、あるいは『FC町田ゼルビア側に叩かれる問題がある』と思い込んでいる人たちの行動は、完全に度が過ぎており、これはイジメの構図と同じです。
 
 この状況を変えるには、対象者がインパクトのある処罰を受けることで、コトの重大さを理解してもらうしかないと思っています。今後、継続的に、かつ徹底的に、我々は断固たる姿勢で誹謗中傷に対処して参ります。本件をきっかけに、弊クラブの選手・監督・スタッフが、1日でも早く、サッカーに集中できる状態に回復することを願います」

 そして、クラブは「弊社及び弊クラブは、引き続き『安全・安心・快適』で『日本一 笑顔溢れるスタジアム』づくりを目指しており、ご来城者の皆様にもピッチ上の選手同様に、フェアな応援や安心して観戦・応援をしていただける環境となることを切に願っております」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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