スペインで油断した私達がバカでした…→大切なモノが一瞬で消える修羅の世界【世界を旅する私の話(1)】
スペインで油断した私達がバカでした…→大切なモノが一瞬で消える修羅の世界【世界を旅する私の話(1)】
今回は私が世界一周旅行をしていた時に訪れたスペインでの出来事です。
私がスペインを訪れたのは、テレビやSNSなどでも有名な「トマト投げ祭り」に参加するためでした。
バレンシア州のブニョールという街で行われるこのお祭りは、路上でトラック数台分のトマトを投げ合ってひたすら騒ぐという文字通り奇祭として世界的に有名です。
私は世界一周旅行中に知り合った日本人8人でバレンシア州のアパートを借り、一緒に数日滞在してトマト祭りに参加しました。
メンバーは全員世界一周旅行中で、わざわざトマトを投げ合う為だけにスペインの小さな街に集まるなんて、冷静に考えると「お祭り以上に私たちもクレイジーだった」…と思います。
そんな私たち日本人クレイジートラベラーズは前夜祭からトマト投げ祭り参加し、アパートに戻ることなく路上で野宿し、そのまま起きて本番の祭りに参加するというハードな日程をこなしていたのですが、トラブルが起きたのは数日後でした・・・。
全員でバレンシアからバルセロナにバスで移動し、そこからメトロに乗り換えようと改札でチケットを買っていた時のことです。
1人がまとめて全員分のチケットを買ってきてくれたので、みんながそれぞれお財布からお金をだしてチケットの清算をしていると、突然、友達のアキが「あれ?私のスーツケースは?ここにあったよね。あれ?それ私の?」と言いだしたのです。
スペインで油断した私達がバカでした…→大切なモノが一瞬で消える修羅の世界【世界を旅する私の話(1)】
同じスーツケースを持っていた他の友達は「いや、これはおれのだよ」と即否定…。
そして、数秒の間を置いて、全員が「・・・盗まれた!?!!!」となったのです。
すぐに辺りを見渡し、数名が駅の出口まで走って確認してくれましたが、すでに怪しい人は誰もいません。
お金を出すために目を離してから気づくまでのわずか数十秒の間に10キロ以上あるスーツケースを誰にも気づかれず盗まれてしまうなんて、お祭りの後であまりにも気が抜けすぎていた…と考えても後の祭り。
その後は駅にいた親切な現地のお兄さんに連れられ近くの交番へ行き、英語とスペイン語を駆使してなんとか状況を説明しましたが「見つかる見込みはほとんどない」と、そっけない対応。泣
警察の話では、このバスターミナル近くの駅では観光客が多いため、スリが頻繁に起こっているらしく、特に日本人や中国人などのアジア人が狙われているとのこと。
幸い貴重品は身に着けていて盗られておらず、なんとアキはそのまま世界一周を続けたので、彼女が一番クレイジーだったかもしれません。笑
次回、バックパッカーでも高級食材フォアグラを食べまくる事が出来る裏事情は下の関連記事からチェック!