DJI、最先端デュアルカメラドローン「DJI Air 3S」発売。1インチCMOS搭載カメラや70mm中望遠カメラ搭載

DJI、旅先での撮影に最適な最先端デュアルカメラドローン「DJI Air 3S」を発売する。ラインアップと希望小売価格は以下の通り。

  • DJI Air 3S(DJI RC-N3付属):税込150,480円
  • DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC-N3付属):税込188,100円
  • DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属):税込209,000円

Air 3Sは、1インチCMOS搭載メインカメラと70 mmの中望遠カメラを備え、どちらも最大14ストップのダイナミックレンジに対応。両カメラとも新機能「フリーパノラマ」に対応し、柔軟に撮影範囲を選択しながら、風景や建物などを細部まで鮮明に撮影できる。


また、今回新たに夜間撮影でも使える障害物検知機能と、高精度の次世代スマートRTH(ホーム帰還)機能に対応し、夜間でも、思い通りのシネマティックな映像を簡単かつ安全に撮影できる。

DJIプロダクトエクスペリエンスディレクター、Ferdinand Wolf氏は次のようにコメントしている。

Wolf氏:DJI Air 3SはAirシリーズを新たな次元に押し上げました。わずか724gの軽量ボディで、限りない自由度と柔軟性を維持しつつ、2つのカメラや全方向障害物検知機能など、プロ仕様の特長も備えています。

Air 3Sは、旅先での撮影などで活躍する汎用性に優れたドローンです。旅行中の特別な瞬間を余すところなく映像に捉える一方で、夜間の撮影でも、安全性とセキュリティを確保します。

強化されたデュアルカメラで、比類なき映像を撮影

10-bitとISO感度により画質が向上したAir 3Sのデュアルカメラは、現行のDJI Mavic 3 Proよりもさらに優れたディテールで写真や動画を撮影できる。Air 3SのデュアルカメラはノーマルカラーモードでもH.265エンコーディングにより10-bit動画撮影が可能。最大12,800まで向上したISO感度により、洗練されたカラーパフォーマンスと柔軟性のある後処理を実現する。D-Log M、HLGカラーモードでは、最大3,200までISO感度が向上し、都市の夜景を明るく細部まで捉えることができる。

 
  


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前モデルのDJI Air 3と比較して、DJI Air 3Sは、より高度な動画圧縮アルゴリズムを採用しており、画質を損なうことなく動画ファイルのサイズを30%以上縮小するため、クリエイターにとって貴重なストレージ容量を節約できる。

両カメラ対応のフリーパノラマモードでは、被写体や範囲を手動で選択でき、撮影した複数の画像を結合することで、パノラマショットをスムーズに作成できる。

 
  


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画角(FOV)の広い広角カメラを使用すると、パノラマ写真撮影時の効率を大幅に改善する。一方、画像の歪みを大幅に軽減した中望遠カメラを使用すると、複数の写真から得られた広い視界と、優れた焦点距離で捉えた豊かなディテールで、迫力あるパノラマ映像が生成される。

どちらのカメラも、最大14ストップのダイナミックレンジによる動画撮影に対応しており、高コントラストなシーンを、まるで映画のような高品質映像で撮影できる。

Air 3Sデュアルカメラの構成

有効画素数50MP、1インチCMOSセンサー搭載の24mmメインカメラは、4K/60fps HDRと4K/120fps動画撮影1、10-bit D-Log Mカラーモードに対応。高度な画像処理技術とインテリジェントなアルゴリズムによって強化されたこの大型センサーにより、夕暮れやナイトシーンなどの低照度条件下でも細部までディテールを維持する。

3倍光学ズームを採用した70mm中望遠カメラは、ポートレートや車両撮影で優れた性能を発揮する。被写界深度の圧縮効果により、どんな被写体もはっきりと際立たせ、シネマティックな印象の映像を撮影する。有効画素数48MP、1/1.3インチCMOSセンサーを搭載したこのカメラは、メインカメラと同じ動画仕様とカラーモードに対応。これにより、視覚的に統一感のある映像を実現し、効率的な後処理を可能にする。

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安全な夜間飛行で創造性を拡大

今まで以上に優れた環境認識機能を提供するAir 3Sは、前方LiDARを搭載した初のDJIドローンであると同時に、下方赤外線ToF(飛行時間)センサーと6個のビジョンセンサー(前面、背面、下部に各2個)も搭載し、夜間撮影時の全方向障害物検知を実現している。これらの高度な技術により、Air 3Sは飛行中や帰還中に障害物を自動で識別、回避し、トラブルのない安全な夜間撮影を実現する。


Air 3Sは、使いやすい理想的な万能ドローンとして設計されている。リアルタイムビジョンポジショニングと地図構築技術を搭載したDJI Air 3Sは、十分な照度が確保されている時点で飛行経路を記憶する。これにより、衛星信号がない場所から離陸しても、安全に帰還できる。