ソニー、「Inter BEE 2024」に出展。放送DXソリューションと国内初のイメージング商品を多数展示[InterBEE2024]

国内初展示を含む豊富なイメージング商品群

CineAltaをはじめとするCinema Lineシリーズに加え、システムカメラやショルダーカムコーダー、プロフェッショナルモニター、デジタル一眼カメラαシリーズなどのカメラやレンズ群など、ソニーが提供する豊富なイメージング商品群を展示する。

国内初展示となるXDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z200」、NXCAMカムコーダー「HXR-NX800」や、17型4K液晶マスターモニター「BVM-HX1710N」、マルチパーパスカメラ「HDC-P50A」に加えて、業界をリードするAIオートフレーミング機能を搭載する、最新のPTZオートフレーミングカメラ「BRC-AM7」などを紹介する。

XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z200」、NXCAMカムコーダー「HXR-NX800」(国内初展示)

4K 120p記録対応のXDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z200」、NXCAMカムコーダー「HXR-NX800」を国内初展示する。

PXW-Z200(写真左)とHXR-NX800(写真右)

両機はAIによる被写体認識やオートフォーカスを搭載し、高精度なオートフォーカスによる撮影をサポートする。光学20倍ズームレンズやアサイン可能なリング・ボタン等による高い機動性や操作性、拡張性を兼ね備え、1台で高画質な撮影やネットワーク接続によるライブ配信を実現する(レンズリングアサインは、2025年6月以降対応予定)。

17型4K液晶マスターモニター「BVM-HX1710N」(国内初展示)

TRIMASTER HX搭載の17型4K液晶マスターモニター「BVM-HX1710N」を国内初展示する。同機は、マスターモニター「BVM-HX3110」で開発した技術を基に、BVMシリーズのモニターの特長である深い黒色や正確な色再現のほか、高ダイナミックレンジ、広い視野角、3,000cd/m2のピーク輝度および高速動画応答を実現し、EIA標準19インチラックに6U スペースで搭載可能。

また、SMPTE ST 2110にも対応し、「Networked Live」で活用する際の利便性も向上いるという。

マルチパーパスカメラ「HDC-P50A」(国内初展示)

グローバルシャッター機能を備え、2/3型3板式4Kイメージセンサーを搭載したマルチパーパスカメラ「HDC-P50A」を国内初展示する。カメラ単体でSMPTE ST 2110 でのIP出力に対応するほか、カメラコントロールユニット(CCU)との接続や可変NDフィルターユニットの搭載にも対応している。


CCUとの接続により、カメラの設置場所とコントロールルームが離れた撮影環境でも柔軟に運用できるほか、小型軽量な筐体を活かした空撮やクレーン撮影など、多様な撮影シーンで活用できるという。

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バーチャルプロダクション

バーチャルプロダクションの活用領域はますます拡大しており、シネマやCM撮影のみならず、放送分野でも活用され始めている。ブースでは、映画制作業界や放送局向けに、より本格的なプリビジュアライゼーションを提供する「Virtual Production Tool Set」の最新バージョン(2024年冬提供予定)を紹介する。


本番撮影のカメラ操作やルックを事前にバーチャル空間上でシミュレーションできる機能に、CineAltaカメラ「BURANO」、Cinema Lineカメラ「FR7」、マルチフォーマットポータブルカメラ「HDC-F5500」、「HDC-5500」、「HDC-3500」が新たに対応する。

また、iPadによるバーチャル空間上のカメラ操作に対応するほか、VENICEシリーズのカメラやレンズの設定変更を読み取り、Epic Games社のリアルタイム3D製作ツール「Unreal Engine」の設定に反映できるライブカメラシンク機能にも対応する。

ブースでは、CineAltaカメラ「VENICE 2」とシステムカメラ「HDC-F5500」によるマルチカメラでのバーチャルプロダクションのデモを実施する。