リアム・ローソン、未来を分ける“大一番”がスタート。初戦は未経験のオースティン「チームと共に最高の結果を」

 F1は約1ヵ月というサマーブレイク級の長いインターバルを挟み、アメリカ・オースティンでの第19戦アメリカGPを迎える。ここで今季初のグランプリに臨むのが、RBのリアム・ローソンだ。

 RBは今季、角田裕毅とダニエル・リカルドのコンビでシーズンを戦ってきたが、角田に対して成績で劣っていたリカルドは、前戦シンガポールGPを最後に解雇。これでリザーブドライバーだったローソンが残り6レースに参戦することになった。

 チームがアルファタウリ名義だった昨年も、負傷したリカルドの代役として5戦に出場したローソン。今季もまたシーズン途中からの参戦となったが、来季のシート争いに向けてアピールするチャンスを得た形だ。

 そんな重要な終盤戦の最初のレースに臨むローソンはチームの公式レースプレビューの中で、次のようにコメントした。

「オースティンでRBのVCARB 01に初めて乗るのが本当に楽しみだ」

「COTAにはリザーブドライバーとして何度か行ったことがある。ここでのレースは僕のお気に入りのひとつで、雰囲気が素晴らしいんだ。このコースでレースしたことはないけど、シミュレーターで十分な時間を過ごしてきた」

「レイアウトも素晴らしいので、初めて走るのが待ちきれない。そして、レースに復帰して、チームと共に最高の結果を目指して頑張れることにワクワクしている」

 なお、ローソンはこのレースウィークでパワーユニット交換によりペナルティを受ける模様。後方グリッドからのスタートは避けられない状況だ。