編集部の「これも食べたい!」
SHUKA

手前が瑞穂大納言小豆、ピスタチオ、カシューナッツが入った「Mix Okonomi」、奥が兵庫県産の有機の黒大豆を使った「丹波黒豆」。各40gで1,100円(11月1日より1,200円)。
豆を煮て、シロップに漬け込み、砂糖をまぶす。そんな伝統的な甘納豆の製法にのっとりながら、材料を吟味し進化させたのが、砂糖漬けの「SHUKA」です。素材によって砂糖の種類を変え、まぶす砂糖には和三盆糖。色や形だけでなく食感も残した仕上がりで、穏やかな甘さに、ひとつ、またひとつと手が伸びます。

1階のディスプレイには、商品の一つ一つにていねいなポップがついていて、全種読みたくなります。2024年からは新たに、製造過程で使ったシロップの販売もスタートしました。
小豆や黒大豆、白花豆だけでなく、カシューナッツやカカオ豆、ピスタチオといった種子をも砂糖漬けにしているのが、新しいブランドの特徴です。加える材料は砂糖だけ。形も色もそのまま活かした、素材に寄り添った種菓子は、現在6種が揃っています。

教えてくれた人東谷幸一/Koichi Higashiya
大阪生まれ、大阪在住のフォトグラファー。食や旅などを中心に、『あまから手帖』をはじめとする雑誌や書籍(料理のレシピ本)、広告などで幅広く活躍。料理は食べるのも作るのも大好きで、フライパンや鍋を多数所持している。日課は、ぬか床の手入れとギター演奏。

DATA
SHUKA/種菓
京都府京都市中京区壬生西大竹町3-1(斗六屋西隣)
075-841-8844
営業時間 1:00~17:30(2Fのカフェは、17:00LO)
定休日:月
\from Editor/
「SHUKA/種菓」は、「斗六屋」の工房に寄り添うようにありました。店主の近藤さんは大学院で微生物の研究をしていたとのこと。昔ながらの甘納豆の魅力を未来に伝えたい、世界へ広げたいという思いを、持ち前の研究者気質で叶えていく。そんな店主の情熱が伝わってくるジェラートであり、種菓子、そしてお店でした。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真/吉村規子、福森クニヒロ 文/齋藤優子 企画・編集/吉村セイラ