大河ドラマやテレビドラマで活躍中の俳優、塩野瑛久が、新たな挑戦として単独での声優デビューを果たした。Amazon Gamesが10月2日より配信開始した基本プレイ無料のMMORPG『スローン・アンド・リバティ』で、青年の魔法使いルテイン役を演じている。
塩野は声優の仕事に強い興味を持っていたといい、オファーを受けた際には「ぜひやらせてください!」と即答したそうだ。これまでにも自身が出演したテレビ番組のゲーム版で声の収録経験はあったが、今回は完全新作のゲームキャラクターという点で大きな挑戦となった。
声だけで表現する難しさ
声優の仕事と俳優の仕事の違いについて、塩野は興味深い点を指摘する。舞台やドラマでは表情や全身を使って演技できるが、声優は声だけでキャラクターの感情を表現しなければならない。「声色が明るくても実は心の内は傷ついているといった場面を表現しなければいけない」と、その難しさを語った。
収録では約366種類のセリフやフレーズに挑戦。「魔術師」や「魔術図式」など、噛みそうな言葉も多く、「試されているのではないか」と感じたという。プレイヤーには、そうした苦労の跡にも注目してほしいとのこと。
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ゲーム好きが仕事に繋がる
塩野は幼い頃からゲーム好きだったという。ゲームのストーリーを自分の手で進めていく体験が、感受性や物語を読み解く能力を育てたのではないかと振り返る。「自分がそのキャラクターになりきる」ことが好きだったことが、現在の俳優という仕事にやりがいを感じることにつながっているのかもしれないと気づいたという。
将来的には「渋いおっちゃんキャラ」にも挑戦してみたいと語る塩野。声優としてのキャリアにも意欲を見せている。今回の経験を活かし、今後どのような役柄に挑戦していくのか注目だ。
スローン・アンド・リバティ
公式サイト :https://www.playthronendliberty.com/ja-jp/
プラットフォーム:Steam、PlayStation 5、Xbox Series X|S 基本プレイ無料