スポーツバイク「YAMAHA R15」を1年間使ってみて良かったこと、悪かったこと

ヤマハR15を納車してもう1年が過ぎた。あれ以来毎日乗ってる。

前回の紹介記事はヤマハR15の性能とかにはあまり触れていなかったが、今回は1年間使ってきて感じた性能や良し悪しについて語っていきたいなと思う。

・愛車紹介

もうすでに知っているかもしれないが(圧)、僕が愛用しているのは「ヤマハ・YZF-R15」。2018年の型落ちモデルであり、界隈では「R15 V3」と呼ばれている。この記事ではこの呼び名を使うとする。

「R15 V3」の通り、「YZF-R15」3つ目のモデル。全モデルからデザインはもちろん、可変バルブ「VVA」、倒立フォーク、Assist & Slipperクラッチの機能がついたおまけが多いバイク。

元は海外用に販売されており、日本では逆輸入という形で「R15-V4」から発売された。自分の含めてその前のモデルは日本では(たしか)公式に販売されていなかったので、多分日本人には珍しく見えるだろう。

155ccで、カタログによると馬力が10000rpmで18.3bhp、トルクが8500rpmで14.1nm。155ccバイクではそこそこのパワーを持ち合わせている。

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・良し

んじゃ、まずは1年間以上使ってみて感じたことから。

まずね、かっこいい。乗ってても外から見てもずっしり感がある。なんか大型バイクに乗ってる感じがする。

このV3は大型バイクを意識して作られているので、車体幅が広い。だから乗ってるときはなんかデカいもんに乗ってるかのよう。

ただ、シルエットがデカくてもエンジンは単気筒155ccなので、エンジンまわりのスカスカ感が目立つ。インドネシアでは「スカスカバイク」と呼ばれる始末。

V4ではそれに反省して、エンジン周りのカウルが増えてスカスカ感が減った。でも車体幅がスリムになって自分は気に入らないんだよね。なんかちっさく感じる、同じようなバイクなのに。

次に性能が良い。中型・大型バイクと比べればなんとも無いだろうけど、原付からは確かなアップグレードを感じる。

前回の記事にも書いたが、加速は軽く、もたつきがない。ぐんぐん進んでくれるし、ってか知らず知らず時速60キロ以上出してることも。

ちなみに時速155キロまで出せるとか……って、出したところで快適に走れる道はないが(泣)。

そして、可変バルブこと「VVA」が搭載されているので走りになんの癖もない。低回転が重いとか、ある回転数で急にグワンってなったりとか、そういうのがない。加速はどの回転数でもスムーズで軽い。

まぁ、他の同レベルのスポーツバイクに乗って比べたことはないけど、他人様のレビューを見ると確かに「走りに癖がない」という称賛の声が多い。

コレに関しては他のスポーツバイクに乗って比べたいなと思ってる。

そんで、自分が一番好きなのが「Assist & Slipper Clutch」。これはクラッチ操作を軽く、減速時にタイヤがロックされたりしないようにするためのクラッチアシスト構造。

クラッチ操作は確かに軽い、思ってたより軽すぎる。止まってるときでも走ってるときでもクラッチのレバーは軽い。本当に使いやすい。

クラッチ操作が軽いせいか、自分のクラッチ操作が荒くなちゃってる。加速時はともかく、減速時はレーサーかってぐらいめっちゃエンジンブレーキを使ってしまう。バイク可哀想とは思ってるけどやめらんねー。

さすがにめっちゃ高い速度で急にギヤを落とすとタイヤがロックされてしまい滑ることがあるんだけど、それは自分の使い方が悪いからで普段は少し負担をかけても平気。A&Sクラッチありがとう。

燃費も、思えば確かに結構良い方。

自分はほぼ毎日家〜大学の8キロを往復している。通勤だけで毎日16キロ、時々どっかにも寄るから毎日18キロとかだろう。

R15のタンク容量は11リットル、満タンで3週間ぐらいもつ。ざっくり計算すれば……ハイオクでリッター34.4キロといったところか。調べれば皆も同じようなリッター、まぁ自分のは平均以下だが。

自分は使いが荒く、よく飛ばすのでこの数字は仕方ない。逆にレギュラーで落ち着いて運転しているのであればリッター60キロ行くこともあるとか。まぁ平均としてレギュラー使いでリッター43キロ、ハイオク使いでリッター36キロ。

通勤、日常使いにはちょうど良いリッターなので、これも使いやすい理由の一つ。

あとはまぁ結構軽いことかな。V4の車体重量は142キロ、V3も同じようなもんだろう。

取り回ししやすいし、手押しも楽々。