バズーカ岡田、ジャスティス岩倉、ジュラシック木澤…。世間的な知名度は低いかもしれないが、彼らはいわゆる「筋肉業界」では知らない人はいない超有名人だ。
中でもジュラシック木澤こと木澤大祐さんは日本ボディビル選手権20回連続ファイナリストという実績を持つベテランのボディビルダー。10月13日放送の「サンデースポーツ」（NHK）でジュラシック木澤が大きく取り上げられ、マッチョ業界でも話題になっている。
「番組では現在49歳になる木澤さんに密着取材。日々のトレーニングの模様を伝え、その半生を振り返りました。18歳からボディビルを始めたという木澤さんは、26歳の若さでジムを起業するも、経営に行き詰まり、運送会社で働きながらトップボディビルダーにのぼりつめたそうで、自身の苦しい経験をもとに、現在は若手ボディビルダーを支援するための大会を開催し、就労支援も行っているとのこと。そんな木澤さんが現役最後の試合に選んだのが日本選手権。これまで19回挑戦するも、最高成績は2位。SNSでも《NHKに木澤さんが出てる》《あの大会のVTRが見られるのか》などなど大きな反響が寄せられていました」（メディア誌ライター）
番組のインタビューで、ジュラシック木澤は「最後に20年かけて優勝をつかみ取る」と語っていたが、まさに有言実行。6日に行われた大会でみごと優勝を果たしたシーンが全国にオンエアされたのだ。この日、スタジオでコメンテーターを務めていたのは野球解説者の落合博満氏。コメントを求められるとこう答えた。
「まあ、引退するのに最後に優勝したっていう、やってきたことに対するご褒美なんだろうと思いますね。かっこいいですよ、はい」
球界のレジェンドに「かっこいい」と言わしめたジュラシック木澤。公式YouTubeチャンネルの登録者数は11万人を超え、ほぼ毎日更新している。これからもボディビル業界の発展に尽くしてほしい。
