『ONE PIECE(ワンピース)』ファンの間で、「ブルック」についての新たな発見が話題になっています。「麦わらの一味」の個性豊かなメンバーと、意外なキャラクターの共通点が次々と明らかになりました。その驚きの類似点とはなんでしょうか。



クザンを立体化した「Portrait.Of.Pirates ワンピース “NEO-DX” 海軍本部大将 青キジ【クザン】」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】言われてみると「確かに?」 こちらはそっくりなクザンの父親候補です(4枚)

ファンの間で賛否両論? 意外なふたりの共通点

 マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、さまざまな謎が隠されており、その謎を考察するのも楽しみのひとつです。先日発売された「「VIVRE CARD」での情報から百獣海賊団の大看板である「クイーン」の息子が麦わらの一味の船大工「フランキー」ではないか、との意見が飛び交いました。実は、彼ら以外にも親子説がささやかれているキャラがいました。

 一部のファンの間で話題になっているのが、麦わらの一味の「音楽家」である「ブルック」の過去です。ブルックは、かつて「ルンバー海賊団」の一員として航海を続けていましたが、50年前に敵船との戦いで命を落とし、一度帰らぬ人となっています。しかし、生前、彼が口にした「ヨミヨミの実」で生き返り、白骨化した体に魂だけが宿った「ホネ人間」になってしまいました。

 ブルックの生前の姿は、彼の過去編で明らかになっています。トレードマークであるアフロヘアはそのままに、アツい唇と、丸い黒メガネをかけた目元が特徴的な外見をしています。このブルックのビジュアルを見た一部のファンから「あるキャラクターと似ている」という声があがりました。

 そのキャラクターとは、元海軍大将で「ヒエヒエの実」の能力者である「青キジ」こと「クザン」です。ネット上では「ブルックもクザンも、戦闘のときに冷気を使うし、ふたりの画像を並べてみるとそっくり」などの意見があがっていました。確かに、ブルックもクザンも特徴的なアフロヘアをしており、厚い唇の形も似ています。さらに、「新世界編」からのクザンは、生前のブルックのように黒くて丸い色付きメガネをかけています。

 また、ブルックの幼少期の姿と、コミックス65巻の質問コーナー「SBS」で描かれたクザンの幼少期の姿も、とてもよく似ています。そのような彼らについて、一部のファンからは「仮に親子でも違和感がない」と話題になっています。

 容姿のほかに、多くのファンがブルックとクザンの関係に焦点を当てる理由として、いまだ語られていない「ブルックの過去」の存在があります。コミックス50巻489話では、麦わらの一味に加入するブルックが、自身の過去を「昔 とある王国の護衛戦団の団長を務め」と語っています。なぜ護衛戦団からルンバー海賊団に加入したのか、その理由は明らかになっておらず、今後その詳細が明かされる日がくるのではないか、と期待されているようです。

 ネット上では「親子までとはいかなくても、祖父、孫くらいの可能性はあるかな」「ブルック=骨の印象が強すぎて、生前の顔を意識したことなかったけど、言われて見れば似てる」などの意見が見受けられました。

 しかし、ルンバー海賊団のメンバーに子供の姿は見当たりませんでした。もしふたりが親子だとすれば、ブルックは自分の子供を捨てて、海賊として航海をしていたことになります。また、現在クザンは海軍を辞めて「黒ひげ海賊団」と行動をともにしています。これらのことから、「ブルックには、自分の子供を見捨てるようなことをしてほしくない」などの懸念の声もありました。

 一見見過ごされそうな関連性ですが、このようにブルックとクザンには、意外な共通点が存在します。はたして、ふたりの過去にはなんらかの関係があるのでしょうか。今後、彼らの過去が深掘りされる可能性もあるかもしれません。