「ぐりとぐら」「いやいやえん」の作者として知られる児童文学者の中川李枝子(なかがわ・りえこ)さんが、10月14日に亡くなった。89歳だった。

中川さんの代表作「ぐりとぐら」シリーズは、食べることと料理することが大好きな野ねずみぐりとぐらと仲間の動物たちを描いた話で、妹の山脇(旧姓・大村)百合子さんの愛らしい絵と共に人気を集めた。

出版元である福音館書店もSNSを更新し、「作家の中川李枝子さんがお亡くなりになりました。『ぐりとぐら』シリーズをはじめ、『いやいやえん』『そらいろのたね』『ももいろのきりん』など、数多くの楽しい作品を子どもたちに届けてくださいました。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼している。