・俺たちのドラゴンボール
そんなワクワクを思い出していると、1話の最後で「あ、やっぱりそういう意識で書いてるのかも?」と思うことが起こった。このシーンばかりは実際にご覧いただきたいのだが、正直、私は泣いた。
ラストシーンの「これから何かが始まる」というワクワクが半端じゃなかったのである。それは、私が子供の頃ドラゴンボールに感じていたトキメキと同じであった。
これまでのドラゴンボールを一巡するような懐かしさを感じさせつつも、ちゃんとディテールが現代化されていた『ドラゴンボールDAIMA』。子供の悟空がドラゴンボールを見つけるように、輝きを再発見できた第一話だったと言って差し支えないだろう。
オッサンになった私にすらワクワクをくれる。そこには俺たちのドラゴンボールがあった。
なお、公式サイトの鳥山明さんのコメントを見ると「いつもよりかなり気合が入っているかもしれません!」と書かれている。また、「ドラゴンボールの世界観の謎にも迫る展開」というコメントも気になるところ。まだ1話だけど、この先どうなっていくのかが楽しみだ。
参考リンク:ドラゴンボールDAIMA
執筆:中澤星児
画像:©️バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション