『ソウ』シリーズ最新作『ソウX』。この度、本作のキャスト、スタッフが“誕生秘話”を明かす特別映像が独占公開された。
ジェームズ・ワン監督が手がけた2004年の第1作が一大センセーショナルを巻き起こして以来、猟奇殺人鬼“ジグソウ”が命を粗末にする者に仕掛ける生死を賭けた戦慄のゲームや、予想がつかないストーリー展開で世界中のファンを恐怖に陥れた【ソリッド・シチュエーション・スリラー】の最高峰、『ソウ』シリーズ。そんな人気シリーズの最新作となる本作『ソウX』は『ソウ』と『ソウ2』の間の物語。『ソウ』シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作総指揮を手掛け、ジグソウ役のトビン・ベルと、アマンダ役のショウニー・スミスが再び登場する。
この度公開されたのは、ケヴィン・グルタート監督ら製作陣が、本作の知られざる誕生秘話について語る特別映像。冒頭で「ジョン(ジグソウ)を中心に描いた作品だ」と口を開くのはグルタート監督。過去のシリーズにおけるジョン・クレイマーは、1作目『ソウ』でラスト数分前に突然現れたように、わずかな登場シーンでゲームマスターとして強い印象を残してきた存在だった。しかし本作では、ジグソウとしてではなく、1人の病を抱えた老人ジョン・クレイマーとしての一面を描き、彼を中心に据えた物語を構築する新たな試みに挑戦。シリーズに新たな視点を持ち込んだ。
続いて登場したのは共同脚本を担当したジョシュ・シュトールバーグ。「この映画の脚本を最初に書いたのは2018年1月だった。題名は『ソウ9 ジョン・クレイマー』」。実は本作の脚本は、シリーズ9作目として始動していたのだという。“クレイマーが行動を起こし、物語の中心にいる『ソウ』を見たい“というファンの声は製作陣に届き、本作で初めてクレイマーが動いて罠を発動させるところをファンに見せる場となるよう構想が練られていた。しかし、実際にシリーズ9作目として公開されたのはクリス・ロックが主演を務めた『スパイラル:ソウ オールリセット』。プロデューサーのマーク・バーグは「クリス・ロックがソウのファンで映画に出たい」と伝えられたことを明かし、製作指揮のダン・ヘフナーは「クリスは新しい脚本を持ってきて、時間が空いていると言ったんだ」と名優からのラブコールで状況が急転した当時を振り返った。こうして2年半の中断期間を経た本作は、中断の影響を感じさせないスピードで製作が進み、シリーズ10作目という節目の作品として公開を迎えることとなった。
さらに、キャスト・スタッフは、監督や編集としてシリーズに長年携わってきたグルタートの手腕を絶賛。アマンダ役を演じたショウニー・スミスは「18年間のシリーズの内容が全部、彼の頭の中に入ってる」と語る。クレイマーを演じたトビン・ベルも「誰より“ソウ”を熟知している」と語り、キャスト陣も全幅の信頼を示す。シリーズを愛するファンの熱意に押され、シリーズを誰よりも知る監督の手腕によって実現した原点回帰。ファン待望のジグソウ復活は新たな章の幕開けとなるのか。
映画『ソウX』は、2024年10月18日(金)より全国公開。
作品情報
映画『ソウX』
末期がんで余命わずかと宣告されたジョン・クレイマーは、藁にもすがる思いで、危険な実験医療処置を受けるためメキシコに向かう。しかし、この手術は弱い立場の人々から金を騙し取る詐欺であることが判明する。ジョンは復讐のため、自分を騙した詐欺師たちに死のゲームを仕掛けていく。
監督・脚本:ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル、ショウニー・スミス、スティーヴン・ブランド、シヌーヴ・マコディ・ルンド、マイケル・ビーチ、レナータ・ヴァカ、オクタビオ・イノホサ
配給:リージェンツ
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2024年10月18日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
公式サイト saw-x.jp/index.html