どうなる? 新日本1.4ドーム大会メインイベントはザック、SANADA、鷹木、海野にタイチも参戦? 大混戦の行方は…

 新日本プロレスは10.14東京・両国国技館大会の結果を受けて、日本時間の10月21日に開催する『Royal Quest Ⅳ』イギリス・ロンドン大会で組まれていたザック・セイバーJr.とSANADAのシングルマッチをIWGP 世界ヘビー級選手権に変更すると発表した。

【画像】新社長に就任した棚橋弘至が王者・ザックを見事撃破!|ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム 今年の夏の『G1クライマックス』を制して、10.14両国大会で早速IWGP世界ヘビー級王座への挑戦権を行使。チャンピオンの内藤哲也を破ったザックの目の前には、ロンドン大会で対戦が決まっているSANADAが挑戦表明。ザックがこれを受諾すると、9.28兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で内藤に挑戦表明していた鷹木信悟が現れて今度はザックに挑戦を直訴。するとここで海野翔太がブーイングを浴びながら割って入り、『G1』でザックと鷹木に勝っていることをアピール。困ったザックは「SANAやんは決定。あとはアシタね」と結論を翌日の会見まで引き延ばした。

 会見に現われたザックは「8年間やってきた中でも、いま最高に嬉しい瞬間が訪れてます。そして、ずっとプロレスを初めて初日から夢見ていたことが現実になったとはいえ、何よりこれからは自分が真のリーダーとしてこの新日本プロレスを未来に向けて引っ張って行かなければいけない存在になったということを実感しています。追われる立場とチャンピオンはまったくやることも、そして考えも違ってきます。次に自分自身のチャプターが楽じゃないということは、もちろん自身自身が一番わかっていますけども、誰もいまの自分を止めることができないでしょう。ここから2か月、まだ試合は続きますが、もちろん東京ドームにはチャンピオンとしてリングに上がり、そして外国人選手としては初めてIWGPヘビー級を防衛してリングを降りるということを考えています」と悲願のIWGPを戴冠した余韻に浸りながらも、既に1.4東京ドームの先を見据えているようだ。

 ここで初防衛戦の相手であるSANADAが登場すると「今回ロンドンでやるんですけど、ザックとはいつかIWGP戦をしたいなと思っていたので、しかもザックの地元ロンドン。ロンドンのお客さんはすごく温かいですし、そこでできるっていうのはすごく光栄です。もう今年になって、1月4日東京ドームでベルトを落として、2月に挑戦して負けて、6月IWGP GLOBALに挑戦して負けて、『G1』でも結果を出せず、今年良いことがなかったので、このタイトルマッチが自分の中では今年ラストチャンスだと思ってます」とザックとIWGPをイギリスのリングで出来る喜びを語るとともに、今年は1.4東京ドーム大会で内藤にIWGPを奪還されてから結果を残せてないとあって、今回の挑戦をチャンスに巻き返したいという。 調印式でサイン後、2人はガッチリ握手するとザックは「次の挑戦者は翔太と鷹木のどっちにする? ドウスル? ザックは『G1』で2人には負けている。だから、2人とも同等に挑戦する権利はある」とロンドン大会後の挑戦者について話を切り出すと「自分たちで決めるのはアンフェアだからくじ引きでもいいと思うよ。もちろん自分がロンドンでは勝つんだけど、一応チャレンジャーを決めておこうか?」とSANADAに仰天提案。すると会社から抽選用に2人の宣材写真が入った封筒が2通用意されると、ザックとSANADAがそれぞれ封筒を選び開封。ザックは鷹木の写真、SANADAは海野の写真を引き、この結果を受けて、ザックが王座防衛すれば鷹木が、SANADAが王座奪取すれば海野が次期挑戦者となることが決定した。

 ザックは「ロンドンで防衛するから、次の対戦相手は鷹木で決定です!」と断言。SANADAは「(海野は)『G1』では勝ってるんで、あまり刺激がないというか。でも、一番気になったのは昨日のブーイングですね。翔太に対してのブーイングがすごい気になったので、もっとブーイングを起こさせたいなと思ってます」と新世代の一角を強くけん制した。
  ここ数年は10月の両国大会で翌年の1.4東京ドーム大会のメインイベントが決定していたが、今年はまだまだ分からない。というのも次期挑戦者が挑戦するのは東京ドームではなく、新日本では11.4大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場大会で年内最後のビッグマッチを控えており、ここでタイトルマッチが行なわれることが決まったのだ。

 また11.4大阪大会でデビッド・フィンレーが保持するIWGP GLOBAL王座に挑戦するタイチが、王座を奪取した際には東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座への挑戦を明言していただけに、四つ巴に割って入る選手が他にも現われる可能性がある。ここまで予測不能な1.4東京ドーム大会は近年になく、最終的にどのようなラインナップになるのか注視していきたい。

文⚫︎どら増田
新日本G1】引退した”師匠”小川良成への想いを胸にザック・セイバーJr.が外国勢2人目の優勝「ノア道場での日々を称えるため頂点に立つ!」

【動画】どちらが勝っても初優勝。真夏の最強戦士、勝ち名乗りを挙げたのは…

【動画】なんと、棚橋弘至がリング上で引退を宣言…