三山凌輝、RYOKIとして作詞も担当!『誰よりもつよく抱きしめて』主題歌はBE:FIRSTの書き下ろし楽曲に

新堂冬樹の同名純愛小説を、三山凌輝、久保史緒里(乃木坂46)をW主演に迎え、内田英治監督が映画化した『誰よりもつよく抱きしめて』の公開日が2025年2月7日(金)に決定。あわせて、本作の本ビジュアルと追加キャスト、主題歌の情報が解禁となった。

『ミッドナイトスワン』(20)、『サイレントラブ』(24)をはじめ、生きづらさを抱えながらも愛を通して他者と関わる人間の様相を映し取ってきた内田監督。東京藝術大学大学院映像研究科脚本領域で坂元裕二に師事し、近年『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(23)などの話題作を手掛けるイ・ナウォンが脚本を手掛ける。

強迫性障害による潔癖症で、常にビニール手袋着用で生活し、同棲する恋人にも手すら触れることができない絵本作家の水島良城を演じるのは、「生理のおじさんとその娘」や、NHK連続テレビ小説「虎と翼」で演じたヒロイン寅子の弟、直明役が話題となり、BE:FIRSTのメンバー、RYOKIとしても活躍中の三山。良城の恋人役で、三山とW主演を務めるのは、乃木坂46のセンターを経験し、大河ドラマ「どうする家康」に出演するなど女優としての活躍も目覚ましい久保。恋人に触れてもらえず、彼の病気を理解しつつも、自分の揺れ動く心に思い悩む書店員の女性、桐本月菜に扮する。そんな2人の関係が不安定になるなか、月菜の前に現れた、恋人と触れ合っても心が動かない男、イ・ジェホンを韓国ボーカル・ダンスグループ2PMのメンバー、ファン・チャンソンが演じる。

解禁された本ビジュアルは、2人が一緒に暮らす鎌倉の海辺をバックに、背中合わせで佇む良城(三山)と月菜(久保)の姿というすれ違う2人を捉えたもの。彼らの後ろで揺れる波は、揺れ動く不安定な気持ちを表現しているようで、はかなげな表情で別々の方向を向く2人の横顔から、お互いを想いあっているのに、触れ合うことができないせつなさがにじみ出るビジュアルとなっている。

あわせて追加キャストも発表された。良城と同じ強迫性障害による潔癖症を患い、良城と月菜の関係を揺るがす村山千春役に、「SHOGUN」で宇佐見藤役を演じ、映画『街の上で』(21)、『窓辺にて』(22)など、出演作で存在感を放つ穂志もえか。月菜の親友である木内早智子役に、「私の町の千葉くんは。」が放送中で、2025年春には『LEONIDAS』の公開を控えるなど話題作への出演が続く永田凜。さらに、現在放送中のNHK連続テレビ小説「おむすび」に出演する北村有起也が良城の佐倉医師役に、良城の祖父を同じく内田監督作『異動辞令は音楽隊!』(22)にも出演した酒向芳が演じるほか、高校生時代の良城役に「ニコラ」メンズモデルの北島岬、高校生時代の月菜役に「Seventeen」ミスセブンティーン2023の竹下優名の出演が決定している。

さらに、本作の主題歌がBE:FIRSTの書き下ろし楽曲「誰よりも」に決定した。BE:FIRSTの楽曲史上初となる日本語タイトルで、ストレートな言葉で歌われるバラードソングが、観賞の余韻を高める。作詞はRYOKIとプロデューサーのSKY-HIがタッグを組んで手がけた。主演、そして主題歌の作詞も手がけた三山は「アーティストとしても俳優としても自分が演じた良城という人物像をより掘り下げて、僕なりに書けるリリックがあるんじゃないかなということで自ら書かせていただきました」と、良城を演じたからこそ生みだせた楽曲だと語る。

愛しているのに、触れることができない。コロナ禍を経て、人と人の距離感が揺らぐいまの時代に共感を呼ぶ、せつなくも美しい、静謐で温かい最高純度の物語に期待したい。

■<アーティストコメント>

●RYOKI(主題歌アーティスト)

「今回『誰よりもつよく抱きしめて』の主題歌『誰よりも』を発表できたこと、大変ありがたく思います。アーティストとしても俳優としても自分が演じた良城という人物像をより掘り下げて、僕なりに書けるリリックがあるんじゃないかなということで自ら書かせていただきました。自分のアーティストとしての面と、役者としての面で作品により深く携わらせてもらったため、ご覧になる皆様にも感情移入していただいたり、より多く深いところで感じ取ってもらえると思っています。映画と主題歌がリンクした部分にも注目してもらえたらと思います。改めて、今回、この『誰よりもつよく抱きしめて』、そして主題歌『誰よりも』に携わらせていただけたこと、嬉しく思います。是非、映画も楽曲も楽しんでください!」

文/山崎伸子