「引き分けに持ち込めただけで良かった」前園真聖は豪州とドローの森保Jをどう評した? 谷口彰悟の痛恨OGでの判断ミスを指摘「経験のある選手なので意外でした」

 元日本代表MFの前園真聖氏が10月16日、TBS系列で放送された情報番組「ひるおび」に出演。日本代表について語った。

 森保ジャパンは15日に、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第4戦でオーストラリアと対戦。58分にオウンゴールで先制されたが、76分に相手のオウンゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 この一戦を、前園氏は「引き分けに持ち込めただけで良かった。オーストラリアが日本をよく研究していた。しっかりディフェンスをされて、なかなか崩せなかった」と総括。また、オーストラリアが日本対策を講じてきたと分析し、こう述べる。

「日本の攻撃は脅威なので、守備ラインをしっかり5人並べて、まず跳ね返すということをやってきた。一番ゴールに近いところをしっかり守備を固めて、日本をサイドに行かせて『中は勝てるよね』と。(CBに)高い選手、フィジカルが強い選手がいるので、『外はしょうがないけど、中は固めようね』という作戦をとってきましたね。負けない布陣です。点をまず取られないと」

 日本代表の失点の場面では、相手のクロスをクリアしようとした谷口彰悟に当たって、ボールが自軍のゴールに入ってしまった。前園氏は、谷口の判断ミスを指摘する。
【動画】日本、オーストラリアがともにOGで得点
「クリアを右足でしてしまったんですよ。右足のアウトにかかってしまって。セオリーだと左足でクリアした方が良かったんですけど、経験のある谷口選手なので、ここは意外でした」

 その後、76分には中村敬斗の折り返しが相手のオウンゴールを誘発。前園氏は、中村の突破力が相手DFを難しい状況に追い込んだと解説する。

「2人ぐらいかわして、ペナルティエリアの中まで入っていったんですよね。あの位置までボールを持って行くと、相手のディフェンダーは戻りながら対応しなければならないので、クリアするのが難しい。だから、当たるとオウンゴールになってしまう可能性が高いんですよ」

 そして、中村の「ステップワークを見てほしい」と呼びかけた。

 森保ジャパンは11月にインドネシア、中国と対戦する。前園氏は「大丈夫だと思います。おそらく、日本がボールを持って攻撃的に進めて、アウェーですけど勝てると思います。連戦ですけど、ターンオーバー、選手を上手く使いながらしっかり勝ってくれると思います」と見立てた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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