フィジカルの問題が騒がれるなかで、去就が取りざたされるのは避けられない。
アーセナルの冨安健洋は、移籍してから毎年のように戦列離脱を繰り返してきた。今季もプレシーズン中の負傷で開幕に間に合わず、先日復帰を果たしたものの、再離脱の可能性が伝えられている。
ピッチに立つ機会が減っているだけに、冨安は放出候補にあげられることが少なくない。実力は申し分ないだけに、関心を寄せるクラブも多いだろう。ボローニャ時代の実績から、イタリア復帰の可能性もたびたび話題になっている。
イタリアのメディア『calciomercato.com』は10月16日、今冬のマーケットで移籍するかもしれない選手のトップ10をピックアップ。8位に冨安をあげている。
同メディアは「ボローニャからアーセナルに移籍し、日本人選手はすぐにサポーターのアイドルとなり、ミケル・アルテタにとって忠実な選手となって、新たな冒険にうまく臨んでいた」と報じている。
「だが、いくつかのミスや、新たに競争が激しくなっていったことで、序列が低下している。ヤクブ・キビオルやリッカルド・カラフィオーリに抜かれ、空気を変えるタイミングかもしれない。そしてそれはイタリア復帰かもしれない」
冨安の立場については、パフォーマンスやポジション争い以上に、肉体的な問題が大きいと考えられる。だが、相次ぐ離脱で厳しい声があるのも確かだ。今後の進展が注目される。
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なお、calciomercato.comが選出した1月去就注目のトップ10選手は以下のとおりだ。イタリアのメディアとあり、セリエAに馴染みのある名前が続いている。
1位:ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)
2位:ミラン・シュクリニアル(パリSG)
3位:アデモラ・ルックマン(アタランタ)
4位:ポール・ポグバ(ユベントス)
5位:サムエレ・リッチ(トリノ)
6位:ダビデ・カラブリア(ミラン)
7位:ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ)
8位:冨安健洋(アーセナル)
9位:エリフ・エルマス(RBライプツィヒ)
10位:ルカ・ヨビッチ(ミラン)
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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