ジョン・トラボルタ(70歳)が、ハリウッドでの“セカンド・チャンス”を与えてくれた映画「パルプ・フィクション」に賛辞を贈った。

トラボルタは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年の同作品に、ギャングのヴィンセント・ベガ役で出演したことにより、1970年代に「グリース」や「サタデー・ナイト・フィーバー」で成功を収めた後、低迷していたキャリアを復活させていた。

「パルプ・フィクション」公開30周年を記念して、トラボルタはバラエティ誌にこう語っている。

「『パルプ・フィクション』の前に最後に成功したのは『ベイビー・トーク』シリーズだったから、『パルプ』のオファーをもらったことは、『サタデー・ナイト・フィーバー』や『ミッドナイトクロス』のようなアカデミー賞ノミネートに匹敵する、次レベルの、より上位なチャンスだった」
「私は(シットコム)『ウェルカム・バック・コッター』や『サタデー・ナイト・フィーバー』『グリース』『ミッドナイトクロス』で育った彼(タランティーノ)のお気に入りの俳優の一人で、彼は私と仕事をしたかったんだ」

さらに、タランティーノがとても尊敬していた映画評論家ポーリン・ケイルの「お気に入りの俳優」の一人がトラボルタであったことも、役を手に入れる助けとなったという。

サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリス、ティム・ロスらと共演した同作は「最も特別な場所」のひとつに位置づけているとした上で、「なぜなら、この作品は私のキャリアを再燃させ、私が常に望んでいたレベルにまで引き上げてくれたからだ。また、『サタデー・ナイト・フィーバー』と並ぶアイコニックな作品だった。映画史上では非常に稀なことだ」と語っている。